長楽館のおトイレ
住まいの中で、おトイレは 欠かせません場所です。
かつて 日本では、「ご不浄」という呼び名もありましたくらいで、汚れた場所とされていました。
風水でも、おトイレは 鬼門や裏鬼門、玄関正面には 設置してはいけないと言われていますし、常に 清潔に保ち 盛り塩などで浄化しなければならないとされています。
現在は 水洗化していますし 昔ほどには 不浄ではありませんが、やはり 排泄をします場所ですので、たとえば 神棚やお仏壇のお隣りなどは 避けた方が良いものです。
私は 昔から、水栓金具や機器が好きで、子供の頃 父が熱心に選んでいました(父も好きなようで、父譲りでしょうか) コーラー社の 便器やバスタブのカタログを譲ってもらい、大切に眺めていました・・・・・・まったく ヘンな子でした・・・・・・・・(^_^;)。
ところで 先日、少し時間が空きましたので、母の希望で 円山公園横の 長楽館へ行きました。
明治の煙草王、村井吉兵衛氏の京都別宅として建てられましたもので、築100年程になりますが、当時の 贅を尽くしてのもので 家具なども ほぼ そのまま使われており、文化財に指定されています。
そして、レストランとカフェとして 営業されています。
高い天井、各部屋ごとに設えられました 大理石の暖炉、彫刻を施されました無垢の建具 ・・・ いずれもが、溜息の出るほどの美しさです。
ただ、昔のままで バリアフリーではありませんので、たいへん段差が多く、母は 「現代には、エレベーターかエスカレーターが無いとあかんね。」と 言っておりましたが・・・・・(^^;)。
けれども、おトイレは 最新の水栓金具やウォシュレットが設置されています。
こちらは、おトイレの一角にあります 小さな暖炉。
おトイレにまで 暖炉が造られていましたのに 感動します。
ミントグリーンの塗り壁が爽やかな 室内。 腰壁は、おそらく 建築当初のままの 大理石。 機器は、最新式のものです。
窓には、美しいステンドグラス。
手前に見えますのが、綺麗なモザイクタイルが貼られました 手洗いボウルと、面白いデザインの現代の水栓金具です。
古いものを 大切に残しつつ、快適に改装されました おトイレは、私の「おトイレリスト」の中でも ベストランクです(^o^)。
たっぷりと 目の保養をさせていただきました。
ありがとうございます。
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