坂の上の雲
先週末、母の実家のお墓参りのため ほぼ一年ぶりに 愛媛の松山へ行ってきました。
駅に降り立ちますと、「坂の上の雲」の ポスターやのぼりが たくさん目に入ります。
街中も 「坂の上の雲」一色で、ミュージアムまで できていました!
「坂の上の雲ミュージアム」は、安藤忠雄氏の設計の 立派な建築物です。
内容は、急いで作られましたかんじでしたが、これから充実していくのでしょう・・・・(*^_^*)。
このミュージアムは、「萬翠荘」の敷地に建てられています。
「萬翠荘」は、大正11年の建築で、旧・松山藩主 久松家の別邸でした。
古き良き時代の 本物の建築は、いつ見ましても良いものです。
階段ホールにあります このステンドグラスは、帆船の周囲に カモメが舞う 素晴らしいデザインです。
久松家の当主は、こよなく 松山を愛され、明治政府のものになっていました 松山城を 資財を投じて買い戻し、松山市に寄付をされたとも聞きました。
現在は 結婚式やイベント会場としまして 市民に解放され、当日も 句会が催されていました。
松山は、正岡子規や 柳原極堂を輩出し、今でも 俳句人口の多い街です。
また、江戸時代から 茶道が盛んで 美味しいお菓子が 発達しました。
西岡菓子舗の この「つるの子」は、大量生産されず 日持ちもしませんし、このふわふわのマシュマロの中の とろとろの黄身餡は 他では味わえず、「松山に行く」と言いますと、お土産の注文が 殺到します(^o^)。
こちらは、松山での常宿 大和屋別荘に着きましたら 最初に出していただきます お薄と薄墨饅頭です。
母は いつも 「子供の頃は、お客さんがあると 必ず 薄墨饅頭が出されたもんよ。」と 話します。
母の実家の姓を継ぐ人は、もう 母一人になってしまいました・・・・・。
ところで、「坂の上の雲」の主役、秋山家には 母の母の長姉が 嫁いでいました。
嫁いで何年もせずに 一人娘とともに病死しましたので、その後 交流はありません。
また、当時の事を 直接知る人たちも 全て 故人となってしまいました。
ただ、婚礼時に 秋山家から贈られましたという茶箪笥が、実家のお茶室に ふだんは 誰に見られますこともなく ひっそりと置いてあります。http://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2008/05/post_008c.html
昔話をともにできる人が減り、少し 寂しそうな母ですが、今年も 無事 お墓参りをすることができました。
ありがとうございます。
(追記)
母の実母が眠ります 西福寺の境内では、まだ 水道ではなく 手動のポンプで お水を汲みます。
全体が 茶色く錆び、もう何十年もそのままのものかと思いますが 気持ちよいほどに たっぷりとお水が出ます。 貴重なものですね。
(追記2)
松山のお菓子は、上記のもの以外にも、リクエストの多い 「六時屋のタルト」も忘れずに買いますし、「母恵夢」も 好きです。
また、お菓子の話題ついでに、今 はまっていますのが、東京の 「ねんりん家」のバウムクーヘン「しっかり芽」です。
先日 東京へ行きました社員が それを知って お土産にしてくれました。
どうもありがとう(^u^)。
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