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2009年6月15日 (月)

哲学の小径のK邸にて 假屋崎省吾さんと

Jpg いつもお世話になっています S印刷のT子副会長に、日曜日のお昼に 夫婦で ゲストハウス「清宗庵」へ招いていただきました。

哲学の小径沿いにあります 静かな静かな佇まいです。

某新聞社の役員のかたと編集長の女性、そして 華道家の 假屋崎省吾さんとスタッフのかたも ご一緒でした。

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お食事の前に、假屋崎さんが ご持参の芍薬を 美しくいけてくださいました。

この芍薬は 時間とともに、しだいに花弁を開き、いけたての時から、お食事が終わります2時間余りのちには いっそう艶やかに変わりました。

お花は 生きているのやなぁ~と つくづく思います。

テレビなどで拝見します假屋崎さんは、華やかな世界に身を置き、美に対する妥協を許さないかたのよう。

そういうタイプのかたは、エキセントリックな面をお持ちの場合がありますが、実際 お目にかかりました假屋崎さんは、美に対する感受性は 大変強いのですが、腰が低く、気配りが細やかで 優しいかたでした。

ただ やはりアーティストですので、スタッフのかたのお話しでは、

「一緒に旅行など行くと大変なんです。何時間でも、美しいものを求めて歩き回り、しかも 普通の人と着眼点が違いますので、例えば ゛あの家の2階の窓に見えるシャンデリアを観に行きたい!゛ という感じで、付いているものは 疲れ果てます。」 と おっしゃっていました。

そのようなお話しも、假屋崎さんは 首をすくめて 笑顔で 聞いていはりました。

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このお宅は もとは 西郷隆盛のお孫さんの所有でしたそうですが、それを 会長ご夫妻が、隅々に至るまで それこそ 襖の手懸かりから お手洗いのボウルに至るまで、美意識を注ぎ込み 改築されましたものです。

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広大なお庭の 池の向こうの小山も、敷地内です。

時々、東山連峰からの 猪が迷い込んできますそうです。

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素晴らしく 色鮮やかな 大きな錦鯉たちが、人の気配に いっせいに 寄ってきます。

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お庭で 記念撮影(*^_^*)。

お料理は、熊魚庵(たん熊)から 板前さんがみえて 作ってくださいました。

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季節の鮎や フカヒレの小鍋など。

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菖蒲の絵付けの小鉢やお椀は、金屏風や お庭の池のほとりに ちょうど満開の 菖蒲に会わせてとのことです。

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今の時季は、夜になりますと この池に 蛍が舞うのだそうです。

何て素敵なのでしょうね! 目を閉じると イメージがふくらみます。

お食事の間中、外部の音は 全く聞こえず、小鳥の声、蛙の声、そして 時折 鯉のはねる音が響くのみ。

何とも幸せな日曜日のひとときでした。

ありがとうございます。

(追記)

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私は 和装洋装インテリアに至るまで、ボタニカルアートのような 写実的な 植物柄が好きです。

いつも 草木や お花に包まれているように 幸せな気分になります。

日曜日に締めました この絽の帯は、薔薇のお好きな T子副会長と 假屋崎さんのイメージで選びました。

先日、友人Hさんのお姑さんからいただきましたもので、戦前の 娘時代に作られましたもののようです。

まるで色褪せることなく、作者のいきいきとした筆使いが いましがた描かれましたばかりのようです。

大切にしたいと思います。

ありがとうございます(^_^)。

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