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2008年5月29日 (木)

秋山将軍の茶箪笥

Photo 父の茶室 「閑清庵」の玄関正面に 静かに置かれています この茶箪笥は、昔から 「秋山将軍の茶箪笥」 と呼ばれています。

母が、10年ほど前に 松山の実家から引き取ってきましたものです。

明治の初めに活躍しました 秋山好古・真之兄弟は、司馬遼太郎の小説 「坂の上の雲」のモデルにもなっています。

兄の好古氏は 陸軍大将として活躍し、「日本騎兵の父」と いわれています。

弟の真之氏は 海軍大将として活躍し、日露戦争では バルチック艦隊に勝利しています。

母の母の長姉が 秋山家に嫁いでいましたが、一年ほどで亡くなり、また 一人生まれていました娘も ほぼ時を同じくして亡くなっていますので、その後は 親戚付き合いはありません。

亡くなりました 祖母の姉は、秋山家のお墓に眠っていはるのでしょうが、曾祖父母も 祖父母も亡くなり、母の兄二人も 幼い頃に亡くなっていますので、もう 詳しいことは わかりません。

ただ、母が子供の頃から この茶箪笥は 松山の家で 「秋山将軍の茶箪笥」と 呼ばれて大切に使われていましたことと、母が 祖母や叔母達から 断片的に聞いていました お話しの記憶だけが 残っているのです。

祖母が 秋山氏に嫁ぎました 姉の所へ遊びに行きました時のお話しです。

子供の頃の 祖母から見ますと 義理の兄は、厳格な人でしたが、温かさのある人でしたと。

また、毎朝 係の人が 馬車を引いて お宅へお迎えにみえ、家の前に流れます小川の橋の向こうで待っていはりましたそうです。 時には、馬にまたがり 悠然とご出勤の時もありましたと。

私が生まれました時には、もう 祖母も もちろん曾祖父母も亡くなっていましたし、母を通して聞きましたお話だけですが、何度も聞きましたせいか、この茶箪笥を眺めます度に、その場面が リアルに映像となって 目に浮かぶように感じられるのです。

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