« 薬師寺の大講堂回廊竣工式 | トップページ | 青蓮院 熾盛光法に参列 »

2007年10月 1日 (月)

新墓の入魂式

6月の 「お墓の事情」の項に 書きましたように、母の実家は 今年 百歳になりました 母の叔母しか 姓を継いでいます者が無く、今後のことを考えまして、分散していました 親族の お墓を 本来の菩提寺にまとめますことにしました。

この度 ようやく 新墓が 完成しまして、その入魂式と 母の叔母へのご挨拶のため、週末 愛媛県松山市へ 行ってきました。

新幹線のぞみ号と JR特急しおかぜを 乗り継ぎまして、松山に着き、まずは その足で 平和通りの 母の叔母のお宅へ伺いました。

先日の 敬老の日には、百歳のお祝いが あちらこちらから届き、知事さん市長さん、そして 先日 辞任しはりました 安倍・元首相からの表彰状も 飾られていました。

母の叔母は、足は 全く立たず 寝たきりですが、頭は 驚くほど はっきりしてはります。

会話のテンポも 内容も とても 百歳とは思えません。

それだけに、ご自分の体が動きませんのは とても辛いようです。

母が、「京都においで」と 勧めましても、

「絶対に この家を離れとぉないんよ。この年になるまで、病院に 入院したことも無いけん、この家で 静か~に 眠るように 逝きたいんよ。」と 言わはります。

Photo_2

私が幼い頃は とても 大きく広く見えましたお庭も、今は こぢんまりした感じ。 池のお水も 抜いてあります。 少し 寂しい ・・・ 。

ところで、新しいお墓は 納骨室に 椰子殻炭を敷き、通風口を設けまして、中の環境が とても快適! になりますよう 造られています。Photo_3

Photo_4

この 浄福寺は、ご住職のご家族のお住まいと 一体になっていまして、昔懐かしい 風情漂う 小さなお寺です。

肩の荷を降ろしました母は、すっかり ご機嫌で、「私も ここに入ろかなぁ。」と ・・・ 。

いえいえ、母は やはり 父と一緒に入ってもらいませんと ・・・ (^_^;)。

宿泊は、いつもの 道後温泉、大和屋別荘。

女将さんと、お馴染みの 陽気な仲居さんが 「お帰りなさいませ。」と お出迎えくださいます。

Photo_5

このところ 何かと多忙で 免疫力が落ちていますような気がしていましたが、「体を温めて体温を上げると 免疫力が上がる」そうですので、お部屋の露天風呂(屋根付き)に 首までつかりまして しばらく ぼ~っとしていました。

しとしとと 雨が降っていましたので、土や 草木の香りが 匂い立ち、癒されました。

帰りは 今治まで 足を伸ばし、倉島海峡を臨みます 「大潮荘」で 昼食を いただきました。

Photo_6

目の前には しまなみハイウェイが。

Photo_7

そして 帰りの 特急しおかぜから 海を渡りながら 見ました夕陽。

お墓の件は、これで 一区切りつきました。

少なくとも 私、そして 息子の代くらいまでは きちんと 責任を持てますようにしたいと 思っています。

 

 

|

« 薬師寺の大講堂回廊竣工式 | トップページ | 青蓮院 熾盛光法に参列 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新墓の入魂式:

« 薬師寺の大講堂回廊竣工式 | トップページ | 青蓮院 熾盛光法に参列 »