« 小嶋克山先生の工房へ | トップページ | 大根のまびき菜 »

2006年11月12日 (日)

美味しいお土産(^_^)

061111_15170001 両親が、先日 皇居で開催されました 秋の園遊会に出席しまして、お土産にいただきました 「菊の御紋入り三笠饅頭(!)」を、届けてくれました。

園遊会への出席者は、白衿に訪問着との指示がありましたが、母は、着物を着ます時は いつも刺繍衿を合わせています。ですので、数日前、実家に出向き、母の長襦袢に 白衿を縫い付けてあげました。

仕上がりを見ました母は、「あら、白衿も結構 きれいね。」と、一言。 ・・・ 衿芯が固いのと、針が細かったのとで、かなり指が痛くなったのですが(^^;) ・・・ ま、ささやかな 親孝行です。

061117_18050001 三笠饅頭と一緒に届きましたのは、「宇和島のじゃこ天」です。

父方の祖母は、愛媛県・宇和島の出身で、旧姓を「河野」といいます。

その昔、元寇襲来の時に、先陣を切って 神風とともに 敵軍を撃退しましたと、歴史の教科書に載っています 河野道有の子孫です。

もう何百年も経っていますので、血筋のせいではないでしょうが、祖母の兄弟姉妹は皆、河野水軍の末裔と言われれば なるほどそうかな、と 思います程、彫りの深い顔立ちで、肌は浅黒く、気性が強かったような ・・・ (私の顔は その正反対、つまり扁平でパーツが小さいものですから、子供の頃は、彫りの深い祖母を 羨ましく思いましたものです)。 祖母は、長女で リーダーシップがあり、親族一同の ゴッドマザーのような存在でした。

その祖母と、私は 結婚して実家を出ますまで 同居していましたが、いつもほとんど切らすことなく、宇和島から この じゃこ天を送ってもらっていました。

そのまま ちょっと炙って お醤油を垂らしても とても美味しいのですが、汁の実にしましたり、煮物にしましたり、中でも 祖母が じゃこ天と干し椎茸、かしわを使いまして作ります そうめんつゆは絶品で、よく 父や叔父が 突然 「お母さんのそうめんが食べたい!」と、リクエストしていました。

祖母が亡くなり、その味は 誰にも伝承されていませんのが残念ですが、時々父は、無性にこの じゃこ天が食べたくなりますようで、宇和島から送ってもらいました。

こちらでも 似た物は 売っていますが、やはり 昔から食べ慣れました この味でなければならないようです。

私も、せっせといただいて、祖母の思い出を 味わいましょう(^_^)。

  

|

« 小嶋克山先生の工房へ | トップページ | 大根のまびき菜 »

コメント

こんにちは、狸さん(^_^)。

狸さんも、あの三笠をいただかれたのですね。

お義母様、保護司をされているのですね。
今、とても社会に必要とされているお仕事ですね。

ところで、三笠の感想は、どうでした?

昔風の、所々お砂糖の結晶がある羊羹を、薄い皮で包んだような、多分、百年以上変わらぬ製法で、作られているのかな・・・という感じでしたね。

私の好みとしては、皮はもっとふんわりとスポンジ状で、餡は お砂糖控えめヘルシーな方がいいなぁ・・・と・・・ごめんなさいm(_ _)m。

投稿: ゆみ | 2006年11月20日 (月) 10時40分

うちにも菊のご紋の三笠届きましたよ。

義母が保護司で表彰されて
15、16日と上京しておりました。
お土産にいただきました♪

投稿: 某狸 | 2006年11月19日 (日) 18時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 美味しいお土産(^_^):

« 小嶋克山先生の工房へ | トップページ | 大根のまびき菜 »