2023年11月13日 (月)

2023年霜月の日々 ~ 寂しいです・・・

 

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福ちゃんが亡くなり約2ヶ月半、マナちゃんが亡くなり今日でちょうど2ヶ月となりました。

当初は、何を見ましても泣けてばかりでしたが、その間にも、様々な出来事が生じ、それに翻弄されることもありつつ、ようやく、少しは落ち着いてまいりました。

就寝前に、夫と、福ちゃんマナちゃん、そして以前に旅立ちました愛犬たちの想い出を語りながらの、お酒タイムが慣習となりました。
毎晩、その子達に、『団欒タイムがはじまるよ~』と、声をかけます。

福ちゃんは、天寿を全うし、穏やかに安らかに天に召されましたと、私たちは安堵の気持ちでした。
それでも、最後の数日に寝たきりになりましても、声をかけたりお世話をしてあげますと、尻尾を振ってくれましたことを思い出す度に、
その健気さに、涙が込み上げてきます。

福ちゃんには、学ばせてもらうことが沢山ありました。

わが家に来ました当初、身体はぼろぼろで足も尾も麻痺し、声も出ませんでしたのに、挫けず前向きで、諦めない子でした。
そして、それはそれは澄んだ綺麗な目をした子でした。

年をとり、その美しい目もシワに覆われ、視力を失いましても、明るさを失わず、
とはいえ、気が強いというわけではなく、当時の先住犬の小さなトイプードルのさくらちゃんに対しても、謙虚で優しく、後に来ました猫さんたちにも、大らかでした。

私たちも、こうあらないとあかんわ~と、思わせてくれました。
うちに来てくれましたこと、感謝しかありません。

そしてマナちゃん・・・

マナちゃんは、突然、逝ってしまいました。
まだ若く元気でしたマナちゃんを失うなど、全く想像もしていませんでした。
これからまだ10年以上、一緒に年をとっていく未来しか思い描いていませんでした。

それだけに落胆の気持ちが大きく、ましてや苦しんで亡くなるその瞬間を目の当たりにしましたので、夫も私も、救えなかったことの自責の念でいっぱいになりました。

まだまだ立ち直れました訳ではありませんが、姿は消えても魂は無くならないとの思いで、今は日々、魂に語りかけ、心の平安を保っています。

ネットで、亡きワンちゃん猫さんたちの様子を教えていただけるサービスがあり、お願いしてみました。

特にこちらから詳細をお伝えした訳ではありませんが、
『なるほど福ちゃんマナちゃんなら、そうやわ』
と思えるお返事でした。

福ちゃんは、既に虹の橋の向こう側におり、緑豊かな丘の上から、いつも、わが家を眺めているそうです。
そしていつでも、自分が行きたい時や、私たちが話題にしました時には、わが家に来てくれているそうです。

『今は何も痛いところはなく、寂しくもない。懐かしい感じ。
すごく満足したから。すごく愛してもらえたから。してほしいことは何もない』
と伝えてくれていますそうです。

マナちゃんは、まだ天の国へは行かず、お家にいるそうです。
『まだもう少し一緒にいたい。もう少ししたら、ちゃんとお別れがしたい。
大好きと伝えたい。ありがとうと伝えたい。今、それを伝えている。
心配しないでって。大事にしてくれた。温かかった。
家族にしてくれた。抱きしめてくれた。笑ってくれた』
と、伝えてくれていますそうです。

そのメッセージに、号泣しました。

そして、マナちゃんは、
背中から尻尾にかけて撫でられるのが好きだったと。
テーブルに乗って、夫のお顔を見ていたと。
そして、少し離れた、夫と私の両方が視界に入る場所に居るのが好きだったと。

本当に、その通りです。

夫は、毎晩寝る前に、おしぼりで、マナちゃんの身体を拭いてあげました。
その時に、尻尾も丁寧に拭いていました。

そして、食事時には、テーブルに乗り、夫と向かい合って座ったり、夫と私が視界に入る後ろのカウンターで、私たちを眺めていました。

その姿を思い出し、また涙が溢れます。

今もまだ、何故、マナちゃんが、こんなに早く逝ってしまったのか、私たちは、天から何を学ばせられているのか、日々、自問しています。

このようなスピリチュアルなお話しは、胡散臭いと思われるでしょうが、こうしたことも、ある意味、救いになると、カウンセリング・ヒーリングになりますと、世の中のために必要でしょうと、思い至りました。
(もちろん、法外なお金を取ったり何かを売ったりしてはいけませんが、普通にカウンセリングを受ける程度の料金です)

今の私のバイブルです。

『ペットたちは死後も生きている』ハロルド・シャープ著

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%83%89-%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%97/dp/453108134X/ref=mp_s_a_1_3?adgrpid=53579031512&hvadid=679106693921&hvdev=m&hvlocphy=1009507&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=11646926909376511931&hvtargid=kwd-334022111008&hydadcr=6782_13394112&keywords=%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E6%AD%BB%E5%BE%8C%E3%82%82%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B&linkCode=plm&qid=1699373500&sr=8-3


Peace of I・・・💫




(追記)

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男の子の孫が、9才のお誕生日を迎えました。
子供らしい無邪気さの反面、今時の子供らしく、ゲームやアニメで学びますのか、ずいぶん哲学的なもの言いをします。

おじいちゃんと、何か夢中で談義していますね(^^)


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お姉ちゃんが、バースデーケーキを作ってくれました♪

ありがとうございます💕




(追記2)

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マナちゃんが亡くなりましてから、お茶のお稽古も、お休みしていますが、そろそろ今月末には、また伺いたいと思います。

その時に着用予定のこの着物は、何にでも合わせやすいグレージュの江戸小紋です。
帯は、紅葉や鹿を織り出しました秋模様の綴れ織りです。


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お出かけ時には、羽織を着ます。
この菊模様の羽織は、好きな海老茶色地です。
帯も、菊に流水模様、帯留めは、アメジスト(紫水晶)を合わせました。




(追記3)

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ラー君は、福ちゃんマナちゃんの姿が見えなくなり、当初は、家中を探し回り、時に声をあげて呼んでいました。
今は落ち着き、私たちにも甘えるようになってくれました。

マナちゃんは、まだお家にいるはずですので、ラー君が甘えているのを見て悲しまないかな、と思いますが、
プライドの高い子ですし、私たちの愛情を、絶対的に信じてくれていますので、
『ラー君のためというより、お父さんお母さんの心の平安のために、可愛がっても気にしないよ』
と、伝えてくれています。

ありがとうね💜


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2023年9月16日 (土)

2023年長月の日々 ~ マナちゃん、まさかの、虹の橋を渡りました・・・

 

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この水曜日、15日の早朝、突然、マナちゃんが、虹の橋を渡りました。
享年6才。

まだこれから、10年以上、一緒に暮らすと信じて疑いもせず、マナちゃんありきの未来を思い描いていました。

福ちゃんが天に召されて、わずか2週間足らずで、何故、天は、このような試練をお与えになったのか・・・
どうしても、受け容れられません。

福ちゃんは、ゆっくりと年をとり、寿命を全うし、短期間寝たきりにはなりましたが、充分にお世話をしてあげられましたし、亡くなる直前まで、尻尾を振って、気持ちを伝えてくれましたし、本当に、すーっと安らかに、ごく自然に天に還るような最期でした。

ですので、寂しさが込み上げてくることはありましても、悔いは無い、という気持ちでした。

それなのに、マナちゃんは、まだ若く、あまりに突然過ぎて、その死を受け容れることができません。

14日の夜、11時半過ぎ頃、マナちゃんの様子がおかしいことに気が付きました。

口から泡が出て、呼吸がとても苦しいようで、身の置き所が無いように、動き回っていました。

その日の朝、いつもは、私がキッチンに立ちますと、すぐに、ドライ胸肉をおねだりにとんできますのに、箱座りをしてじっとしていましたので、眠いのかなと、思っていました。

その前夜まで、大好きな海老フライのおもちゃで遊んだり、走り回ったり、ダイニングテーブルからキャットタワーに飛び移ったり、元気に過ごしていましたので、全く、思いもよりませんでした。

ネットで、『夜間動物救急センター』というところを見つけ、夫と一緒に連れて行きました。

着いたのは、15日の午前2時でした。

それから、血液やレントゲンの検査をしていただき、待っている間、時々聞こえてきますマナちゃんの声に、胸が痛んで痛んでたまりませんでした。
本人は、何がそんなに苦しいのか、何をされているのかわからないでしょうに、お父さんお母さんから離され、冷たい処置室で怖い思いをしているのでしょうと・・・

1時間余りで、獣医さんに呼ばれましたが、心不全による肺水腫で、もう手の施しようが無いと。
このまま、ここで点滴をして様子を看てもよいが、ご家族が帰られた後で亡くなる可能性もある、どうしますか?・・・と。

迷わず、連れて帰る選択をし、酸素室と、重い酸素濃縮器をリースして、帰宅しました。

帰宅後、リビングに酸素室を設置し、中のマナちゃんに、夫と一緒に、声をかけ続けました。

苦しそうな呼吸は改善せず、時々、声をあげます。
マナちゃんは、大人になりましても、仔猫のような可愛らしい声のままで、いつも、おねだりされると断り切れず、
『マナちゃんの声は、反則的やね』と笑っていました。

苦しむ姿を見るのは、本当に辛い。
私たちには、見守ること、せいぜい酸素室に手を入れて撫でることしかできないのですから。

そして15日の朝、5時45分頃、おそらく肺が水浸しになって溺れるような苦しさでしたのでしょうが、一瞬暴れて、息を引き取りました。

様子がおかしいと気付いてから、わずか6時間ほどで、あっけなく逝ってしまいました。
とうてい受け容れる事ができないままです。

酸素室から、マナちゃんの身体を出して、吐物で汚れた毛を、夫が、綺麗に拭いてあげました。

夫は、寝る前に、マナちゃんの身体を、おしぼりで拭いてあげるのが日課でした。

マナちゃんは、ちょっと天邪鬼なところがあり、夫がおしぼりの準備をはじめると、わざと逃げたり隠れたりするのです。
それで、こちらが知らん顔をしていますと、
『ねぇねぇ、何か忘れてません?』
と、出てきます。
ほぼ毎日、そんなコントのようなやり取りをして、それがとても可愛かった・・・

私がキッチンに立つと、横に来て、前足で、私の腕をチョンチョンと触り、
『ねぇねぇ、そのお手々でドライ胸肉をちょうだい』『お水を出して』(マナちゃんは蛇口からお水を飲むのが好きでした)と、おねだりしました。

それでも、子供時代に1人で生きていましたせいか、素直に甘えるのが苦手なところもあり、抱っこされると居心地悪そうにしていました。

それが、福ちゃんが寝たきりになりました頃から、甘えん坊になり、つい先日も、黙って私のお膝にソーッと乗ってきまして、撫でてあげると、ずっと大人しくしていました。

これから10年以上、こんな優しい時間を過ごせるものと、信じて疑いもしませんでした。

福ちゃんが亡くなり、夫と、
『以前は、私たちが帰ると、福ちゃんとマナちゃんとでお出迎えしてくれたのにね』
と話していましたのに、マナちゃんまで、突然逝ってしまいました。


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意味がわかりません。

天は、何を学ばせようと、このような哀しみを与えられたのでしょう。

想い出は尽きず、お棺に入れられましたマナちゃんに、夫は、
『色んなことがあったね、あんなことやこんなこともあったね、うちに来てくれて、ありがとう、ありがとう』
と、ずっと語りかけていました。

2017年当時、毎朝5時に、夫が福ちゃんを連れてお散歩に出ますと、いつも同じ家の塀の上で、それを待っていたマナちゃんが、飛び降りて、サーッと前を横切っていきました。
声を掛けたり寄って来るでもなく、ただ時間を合わせて、前を横切るのです。

マナちゃんが、何故そのような行動をとっていましたのかはわかりませんが、夫は、縁を感じていました。

大雨や台風の日は、心配で心配で、たまらない様子でした。

そして、寒くなる前に、この小さな仔猫を、何とか保護しようと、ダンボール箱を持って追いかけましたが、よう捕まえませんでした。

それをたまたま見ていらっしゃったご近所のかたが、
『町内に、ボランティアで、地域猫を捕まえて避妊手術をして、また地域に放す活動をしている人があるので、聞いてみてはどうですか』
と、教えてくださいました。

そのかたにお願いにあがると、マナちゃんは、ちょうどリストに入っており、近日中に捕獲して獣医さんに連れて行く予定とのことでした。
ですので、手術後は、放すのではなく、私たちに託していただくようにと、お願いしました。

夫も私も、猫さんを飼うのは初めてで、その特性も、飼い方も、全く知りませんでしたが、福ちゃんも優しく受け容れてくれました。

それから今日まで、この子たちに癒やされ、苦しいことや辛いことがありました時期にも、助けられてきました。

喪失感はもう計り知れません。


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2023年9月 1日 (金)

2023年葉月の日々 その2 ~ 福ちゃんが虹の橋を渡りました・・・

 

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昨日、8月31日早朝、福ちゃんが、虹の橋を渡りました。

推定14才、わが家に来てくれまして12年でした。

http://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2011/06/a-lucky-dog-cam.html

プロットハウンドの寿命は、このサイズにしては長く、12~14才と聞きました。
そういう意味では、天寿を全うし大往生でしたのでしょう。

半月ほど前に、後ろ足に力が入らなくなりました。
それでも身体は元気で、食欲も旺盛、自分で起き上がれませんが、立たせてあげましたら、あちらこちら歩いていました。

この5日ほどは、それもできなくなり、寝たきりで、ほぼ眠っているように見えました。

それでも、おトイレがしたくなりましたり、喉が乾くと、大きな声で、私たちを呼びました。

福ちゃんは、おトイレには几帳面で、もともと、絶対に家の中では排泄をしませんので、雨の日も風の日も、台風でも大雪でも、朝夕おトイレのために外につれて行ってあげなければなりませんでした。
ですので、シートが汚れるのが気持ち悪かったのだと思います。
綺麗にしてあげると、尻尾を振ってくれました。

30日の夜も、やはりワンワンと吠えますので、見るとシートが濡れており、取り替えてお尻を拭いてあげますと、
『気持ちいいよ』
と言うように、尻尾を振っていました。

その後また吠えましたので、夫が、お水をあげますと、やはり尻尾を振りながら『美味しいよ』というように飲みました。

夫が、身体を撫ぜながら、
『色んなことがあったね。ありがとう』
と言いますと、こくんと頷いたようにも見えました。

また、目やにを拭って目薬を入れてあげますと、見えてはいないかもしれませんが、目をぱっちりと開けて、夫を見つめました。

その後、日付が変わり、夜中の1時過ぎに、夫が抱っこしまして寝室へ連れて上がりました。
その時も、尻尾を振っていました。

このところ、夜中に何度も、福ちゃんの声で起こされていましたが、昨夜は静かで、朝5時過ぎに、呼吸をしていないことに気付きました。

その時は、まだ温かく、つい今、亡くなったようでした。

穏やかで優しいお顔でした。

悲しんでいます間に、身体がどんどん冷たくなってゆき、前足を握ると氷のように冷たく感じました。

けれども、お家が大好きな福ちゃんでしたから、きっとまだ、おうちに留まってくれていますはずです。

寝室の福ちゃんのベッドは、当分、片付けられそうにありません・・・

冒頭の写真は、2015年6月の福ちゃんです。

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2023年8月22日 (火)

2023年葉月の日々 ~ お誕生日をむかえました♪

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今月、64才のお誕生日をむかえました。

今は自由に会うことができません母のもとを訪ね、
『今日は、゛私を産んでくれてありがとう記念日゛よ♡』
と伝え、
いつまでもお洒落でいてほしいとの思いを込め、淡水真珠のネックレスをプレゼントしましたものの、

『私はいいから、持って帰って』と。
そして代わりに、
『もうサイズも合わないし、使わないから』
と、指輪をいくつか渡してくれました。

少し寂しいですが、母らしいですね。

冒頭の写真は、生後10日目の私を抱く、25才の母です。
当時、研修医を終えたばかりでした母は、産後1ヶ月で仕事に復帰し、私は、生後1ヶ月から幼稚園入園まで、ペスタロッチ保育園に、お世話になりました。

今もかすかに記憶にありますシオノ園長先生は、長い白髪を三つ編みにされた、シスターのような雰囲気の優しいかたでした。

私が入園するタイミングで、両親は、今の実家の場所に、10坪余りの小さな土地を買い、1階が診療所、2階3階が住まいのペンシルビルを建てました。
その後、お隣や裏の土地を買い増してゆき、1984年に、今の家を建てました。

当時は、愛媛から、親戚が何人か、お手伝いに来てくださっていましたが、この前、その人たちとお話ししました時に、
『道子姉さんは、あの頃から、ほんとに働き者やったわ。いっつも、夜中まで、1人で保険請求やらの書類書いたりしてられたんよ。今でも覚えてるわ』
と。

その言葉を聞き、無口で無表情でした若い頃の母が、誰にも甘えず、愚痴も言わず、淡々と状況を受け容れて、自分のするべきことを精一杯してはったんやわ・・・と、胸が熱くなりました。

『誰にも甘えず』
とくにこの点は、私には、とうてい真似ができません。

それでも、ほとんど本音を語らず、泣くこともありませんでした母が、この半年程の間に、少しずつ、私に本音をぶつけてくれるようになり、涙を見せることもあり、嬉しいような哀しいような気持ちでおります。

今年は、そんなお誕生日となりました。
ありがとうございます✨




(追記)

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五山の送り火は、台風7号による風雨の影響が心配されましたものの、無事に、爽やかな空となり、予定通りに開催されました。

孫たちと、近くのビルの屋上から眺める山々の炎は、雨上がりの澄んだ空気を通し、いっそう美しく冴えて見えました。

毎年、同じ記憶を共有できるのは、嬉しくもあり、また、先にお船に乗って行かはりましたお舅さんお姑さん、祖父や祖母のことを想う大切な日でもあります。
年々成長します孫たちの、良い記録にもなりますね。

ありがとうございます🍷




(追記2)

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前項にも書きましたように、夏は、断然、麻に限ります。
浴衣よりも、うんと涼しいですし、汗をかきましても、ざぶざぶ洗えて丈夫です。

こちらは、白地の麻上布の着物に、絽綴れの夏帯を合わせました。

暦の上では立秋(7日、私のお誕生日)を過ぎましても、まだまだ暑さが続きますが、できる限り涼しい夏素材に、秋模様というのが、私の拘りです。
この帯も、秋草模様ですので、立秋と共に登場いたしました。

帯留めは、涼やかなゴールドルチルクウォーツ(針水晶)です。
ルチルクウォーツは、水晶の中に、針状の鉱物が閉じ込められたものです。
鉱物が金のものは、ゴールドルチルクウォーツと呼ばれ、金運のお守りとされています。


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そしてこちらは、宮古上布の着物に羅の帯、そしてブルーレースアゲートの帯留めです。

宮古上布は、沖縄県宮古島で、15世紀頃から織られていました麻織物で、かつては琉球王府への献上品でした。
苧麻(チョマ)と呼ばれる麻の糸を、琉球藍で染め、絣模様に織り上げられます。
透き通る薄さ軽さと、蝋を引いたような光沢が特徴です。

ブルーレースアゲートは、古代チベットでは、『神の石』とされ、危険回避のお守りとして大切に扱われてきました。
淡いブルーに、レースのような模様が入り、その色からも、ヒーリングパワーと鎮静効果を持つともされています。




(追記3)

福ちゃん、この1週間ほどの間に、すっかり後ろ足が立たなくなってしまいました・・・
食欲は、変わらず旺盛で、お水もよく飲み、快食快便なのですが、立てないのが、自分でも、もどかしいようで、
『手を貸して~』
と、私達を大きな声で呼びます💚

昨晩は、何故か一晩中呼ばれまして、ほぼ一睡もできませんでしたが、息子たちが赤ちゃんの頃を、思い出しました。

まだ2~3時間おきに授乳したりミルクをあげたりするのが、とても辛く、眠くて、赤ちゃんと一緒に泣いていました若い頃の私・・・未熟やったわ・・・

この年になりますと、ひと晩ふた晚寝られなくても、何とかなるわ・・・となりますね。

それでも、時折、今の記憶と魂のまま、過去に戻ってやり直すことができましたら、色々なことを、賢く上手に乗り切ることができるでしょうに、と思います。

まあそれが人生です。
来世は、きっと経験値が上がったところからスタートでしょうと、楽しみにしておきましょう。


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マナちゃんは、最近、夫や私が、福ちゃんにかかりきっていることが多いせいか、少々不安定になっています。

クールな子でしたのに、しょっちゅう、スリスリとくっついてくるようになりました❤


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ラー君は、変わらずマイペース💙
ほとんどは、玄関周りで、お兄ちゃんの帰宅を待っています。

たまにリビングへやって来まして、お水を飲んだりフードを食べたりして、お部屋をグルリと一周回って出てゆきます。

今日も、ありがとうね💕




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2023年7月24日 (月)

2023年文月の日々 ~ 夏祭り

 

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コロナ禍の間に、すっかり変様してしまいました文化や伝統は、ようやく、少しずつ回復し、本来の姿を取り戻しつつあります。

今年の祇園祭は、たいへんな賑わいとなり、とりわけ、海外からの観光客が溢れていました。
嬉しいことですね。

本来、祇園祭は、『疫病退散』のお祭りなのですから、コロナ禍におきましても、巡行はせずとも、鉾立や綱切り、その他の神事はするべきとの私の思いでしたが、もう過去のことですね(^^)

今月、孫たちは、愛媛県宇和島市の親戚のお宅に招かれ、夏祭りを体験いたしました。

ママの浴衣を肩揚げして着せてもらい、すっかりお姉さんらしくなりました孫娘と、まだまだ無邪気な男の子が、肩を寄せ合って花火を眺める後ろ姿に、いつまでも仲良くね・・・・と、願うばかりの、おばあちゃんです。

宇和島は、父方祖母の実家がありました。
宇和島を本拠地としておりました河野水軍の末裔とされます河野家の長女でした祖母は、気丈で正義感が強く、リーダーシップのある、明治生まれの女性でした。
祖母が生きていましたら、今の状況も、また違っていたかもしれませんね。

最近、親族の人たちと、昔話を、ゆっくりとする機会がありましたので、ふと、そのようなことを思いました。
花火は、感傷をかきたててくれますね✨




(追記)

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イオンモールの大垣書店にて。
ありがとうございます🍀




(追記2) 

『芽を出せと 種にささやく 春の風』

『夏至の夜は まだ昼終えず 光る空』


孫娘が、小学校の俳句大会で、春夏連続、優秀賞をいただきました(^^)
ありがとうございます💮




(追記3)

暦の上では、最も暑い時期となりますが、せめて少しでも涼やかに装いたいものですね。

暑い時期には、とにかく麻!です。

私は、長襦袢ではなく、年中、2部式のものにしていますが、暑い時期用に、麻100%の生地で、作っていただいています。
そして着物も、基本的には、麻です。


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涼やかな絽綴れの帯に、麻の着物、そして着物の色に合わせた薄紫のクリアーなアメジスト(紫水晶)の帯留めを合わせました。



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金魚の帯は、毎年の夏の定番ですが、少々派手に感じられるようになりましたので、渋い色合いの麻上布の着物を合わせました。

金魚の帯留めは、半透明の白からオレンジの暈かし色となりました瑪瑙の彫りものです。




(追記4)

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福ちゃんのほっぺが、急に、お餅のように大きくたるんで、こんな感じになりました。
痛みや違和感は、本人は無い様子です。

元気に階段を上っていましたのに、この数日は、ほぼ寝ています。
食欲は変わらずありますし、吠え声も大きいままですが、推定13~14才になりますので、少々心配です・・・💚



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可愛いポーズで寝ていましたので、写真を撮ろうと近付くと、起きてしまいました。
びっくりして、ちょっと舌が出てしまったのが可愛いですね❤


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お兄ちゃんの帰りを待ちくたびれて、大きな欠伸が出てしまいましたラー君💙

みんないつもありがとうね🎶

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2023年6月28日 (水)

2023年6月水無月の日々 ~ 改訂版の出版

 

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今年は、先月末に梅雨入りをしましたが、なんとなくぼんやりとした気候のまま、水無月も下旬となりました。

この度、『幻冬舎』さまより、2020年に書きました拙著の改訂版を、出版していただきました。

初版は、『つむぎ書房』さまが、私の思いを快く受けとめ、商業出版してくださいましたが、素人作家ですから、校正などは、ほぼ自分で行わなければならず、また当時は、まだ渦中にありましたこともあり集中できず、出版後に、たくさんの誤字脱字や変換ミスを発見しましたり、人さまからも指摘していただき、残念な思いが、心の片隅に、ずっと引っかかっておりました。

この度は、プロの編集者や校閲のかたが付いてくださり、的確なアドバイスをいただきながら、出版に至りました。

題名も、初版のものは、内容と少しそぐわない感じがするとのことで、『青天の霹靂』と改めました。
表紙・裏表紙には、私のイラストを使っていただきました。

プロの校閲のかたのお仕事には、たいそう興味深く面白く、楽しく作業ができました。
誤字脱字のみならず、時系列の修正や、私が間違えていました社会情勢の年月まで、チェックして修正してくださるのです。
たいへんな集中力と知識、まさにプロフェッショナルですね。

また、私が、日記の延長気分で書いていました商品名などは、商標登録されているものですとのことで、修正を受けました。
例えば、『iPhoneやiPad』は、『携帯やタブレット端末』に、
『LINE』は、『ネットのメッセンジャーアプリ』に、
「キャノン一式」は、『カメラ機材一式』に、
修正がかかりました。

唯一、『マツダCX5』の車種だけは、1カ所のみ、残していただきました。
その車種が、本人のキャラクターを現す一助ともなっているとの思いからです。

また、著者紹介欄でも、ブログのアドレス記載に関し、
『著者紹介の中にURLなどを記載することは、幻冬舎の規定によりできません。書籍は、残るものなので、先々に変更となる可能性のあるURLなどの情報を記載しないという方針によるものです』
とのことで、深く納得いたしました。

私たちを、ずっと応援し、祈り続けてくださいましたマクドナル神父は、昨年3月に帰天なさいましたが、神父さまへの想い、報謝を込めての出版となりました。

ありがとうございます✨




(追記)


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先月末、毎年行っておりました『マクドナル神父のお誕生日会』を兼ねまして、今年は、『水口さんのお疲れさま会』をひらきました。

半世紀近くもの間、マクドナル神父の秘書として、また『YBU~善き牧者の会』の理事として、多くの業務をこなしてこられ、昨年には、60年以上にわたる神父さまの活動を、お一人で編集・作成され、DVDにまとめ上げられました。

素晴らしい活動を、共に歩んでいらっしゃいましたことに、ただただ頭が下がります。

お疲れさまでした、そしてありがとうございます🍷




(追記2)

父の日に、長男夫婦が、お食事に招いてくれました。

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孫たちから、『おじいちゃんへ』のカードも受け取りました💕


最近、孫たちは、英語に興味があり、お友達とYouTubeで自由に学んでいるそうです。
発音が、ネイティブなのに、驚きます。
今どきの子ですね(^_^)




(追記3)

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毎年、この時期に、この帯を締めますと、誰かしらが『美味しそう』と、声をかけてくださいます。
ちょっと可哀想な、鮎さんの帯です。

着物は、流水柄を織りで表現しました軽くて着やすい単衣を合わせました。


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お祝い事のご挨拶には、ブルーの暈かしの紋付き着物で。
帯は、華紋模様を、びっしりと相良刺繍のみで埋め尽くしてデザインされました美しいものです。




(追記4)

福ちゃん、ますます元気です💚

最近、階段を上がるスピードが早くなったようで、驚いています。
下りる方は、心配ですので、見つけると抱っこしていますが・・・(^^;)


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マナちゃん、どこで寝ているの❤


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お兄ちゃんの帰りを、お兄ちゃんのお洋服にくるまって待つ、健気なラー君、可愛いね💙


いつもありがとうね💞

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2023年5月19日 (金)

2023年皐月の日々 ~ 葵祭 & アンチドーピング認定

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今年は4年ぶりに『葵祭』が開催されました。

冒頭の写真は、4日に上賀茂神社で開催されました『御禊の儀』の様子です。
(共同通信) https://youtu.be/bnlXYaEuNCA 

今年のヒロイン『斎王代』に選ばれました松井陽菜さんは、ロンドン大学、慶應義塾大学大学院ご卒業の才媛です。

孫娘は、『童女さん』として、斎王代のお供を拝命いたしました。
黄緑色の衣装が、孫娘です💕

15日開催予定でした『路頭の儀』は、お天気を鑑みて、16日に順延となりましたが、上皇ご夫妻にも、ご観覧いただき、多くの関係者や観光客で、たいへんな賑わいでした。


私は、出発時の御所では、着席してゆっくりと観ることができましたが、あまりにも孫娘ばかり注視していましたため、斎王代に、全く気づきませんでした!

しばらく後に、
『あれ?斎王代、もう通らはったん?』
と聞き、周囲の人から、
『とっくに行かはりましたよ』
とお答えいただきました(^^;)

確かに、童女さんは、斎王代と一緒に動くのですから、当然ですね。
失礼いたしました、、、

次の立ち寄り先、下鴨神社では、美しい斎王代のお姿を、沿道から、しっかりと拝見できました。
女人列の衣装は、色彩も生地の質感も、ほんとうに綺麗で、眺めるだけで幸せな気分になりますね。
お馬さんも、大切に扱われていますようで、安心いたしました。

孫娘は、その後、上賀茂神社まで、重い衣装に慣れない草履で、たくさん歩きました。

よく頑張りましたね、お疲れさま💮


当日は、爽やかな五月晴れとなり、とどこおりなく完了いたしました。

孫娘は、学校は、公欠になるのだそうです。
弟孫は、『社会見学』として、小学校から下鴨神社へ、行列を観につれて行っていただきましたそうです。
ありがたいことですね✨




(追記)

長男の立ち上げました『ソフィア・ラボ』ブランドの『NMN9000』が、原料と商品ダブルで、アンチドーピング認定を取得いたしました。
世界初とのことです。

(次の生産分から、パッケージに認証マークが入りますが、今のものも、内容は同じです)


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ありがとうございます🍀




(追記2)


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葵祭路頭の儀の日には、軽くて動きやすいお召し紬の単衣に、藤の花の帯を合わせました。


この帯は、着物として着ますには、私には少々派手な小紋を、帯と羽織に仕立てていただいたものです。
帯留めは、クリアなアメジスト(紫水晶)を合わせました。(アメジストのパワーストーンとしての意味はhttp://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2023/01/index.html )


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お茶のお稽古には、さらっと直描きされました藤の花の帯で。
着物は、私にしましては、珍しく大柄の小紋、ゆったりとした流水柄が好きな一枚です。

私が産まれる前に亡くなりました母方の祖母の、昔の写真に、よく似た柄の着物姿があります。
セピア色写真ですので、実際の色はわかりませんが、濃い地色ですので、藍染めではないかと想像しています。
大きな流水柄を見ますと、祖母のことを思い出すのです。





(追記3)

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福ちゃんは、盲目となり、耳も遠くなっているようですが、その分、それを補うように『第六感』がパワーアップしているようです!
人の気配や行動を、敏感に読み取ります!
常に前向きで、くじけない福ちゃんならではですね💚

これは階段を上ろうとしているところです。リハビリになると思い、基本的には、手を貸さずに見守っています。
(下りる時は、心配ですので抱っこして下ります)



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ウインクしながらお昼寝中のマナちゃんです❤


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玄関で、お兄ちゃんの帰りを待つラー君💙

ありがとうね🎶


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2023年4月26日 (水)

2023卯月の日々 ~ 想い出月間

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義兄(夫の兄)から、『実家を二世帯住宅に建て替えるため、取り壊す前に、いる物があれば取りに来てください』との連絡があり、久々に、夫と一緒に、西宮のおうちを訪ねました。

阪急電車に乗りながら、昔話しをしました。
子供たちが幼い頃、お舅さん、お姑さんと、阪急梅田の駅で待ち合わせて、お出かけしましたこと、
さらに私の知らない学生時代、この電車に乗りながら、受験や将来のことに思いを巡らせていはりましたことや、
当時予備校通いの夫が『自分で帰る』と言いましても、『少しでも身体がラクなように』と、お姑さんがいつも車で駅までお迎えに来てくれはりました想い出などなど・・・

今月2日のことですが、ちょうど41年前の4月3日に、初めてその実家を訪れました。

家の前の桜並木は満開で、明るい陽射しの中、風が吹くと花びらが舞い、それはそれは美しく感じました。

その日、お姑さんが、お昼ご飯を用意して待ってくださっていました。
カレイの姿揚げ、えんどう豆の翡翠煮、ほうれん草のおひたし、根菜の煮物、茶碗蒸し・・・
『ちょっと他のことしていたら、ほうれん草を湯がきすぎてしまったの、ごめんなさい』
との、お姑さんの優しい声と笑顔が、今も心に浮かびます。
それ以来、私は、『湯がきすぎの柔らかいほうれん草のおひたし』が大好きになり、わざと長めに湯がきます。

お料理好きのお姑さんは、その後もいつも、訪れる度に、大きなタッパーに、たっぷりの煮物や煮豆、ちらし寿司などを詰めて持たせてくれはりました。
息子たちは、今も『おばあちゃんのちらし寿司』を懐かしみます。

優しかったお姑さんは、今の私と同じ63才で亡くなりました。
もっと甘えたかったとの思いが、この年になりまして、湧き上がります。

結局、夫は、昔の両親の写真と自分の卒業証書、私は、お姑さんの趣味の鎌倉彫りの作品(お盆と壁掛け)だけを、いただいて帰りました。

その後も数日、その余韻が残り、すぐに涙が出てしまいました。

お舅さん、お姑さん、ありがとうございます✨




(追記)

東京で開催のビジネスショーにおいて、長男が、2日に渡り、プレゼンをいたしました。
テーマは、『NMNに対する当会の取り組み~機能性表示や市場開拓支援、研究コミュニティー形成等~』でした。

盛況でしたとのこと、ありがとうございます🍀




(追記2)

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孫娘が、今年の葵祭で、『童女さん』(斎王代のお付き)をつとめることとなり、その練習に参加いたしました。

この時のビーズのバッグと、お揃いの草履は、私の十三参りの時のものです。

時を経て、こうして孫娘が身につけてくれますのは、とても嬉しいことですね💕






(追記3)

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友人のお祝いのおよばれには、お姑さんが、結納の時に選んでくれはりました綴れ帯を締めました。
銀砂子の地に、瑞鳥と牡丹唐草が、落ち着いた色味でデザインされています。
ごくごく細い糸で織られており、驚くほど軽くしなやかな帯です。
一生使えますようにと、選んでくれはったのですね。

着物は、鮫小紋に地抜きで四つ葉のクローバーを染めました江戸小紋の紋付きを合わせました。



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お茶のお稽古には、散り桜の小紋と、蝶々の博多帯で。




(追記4)

最近、夫は、福ちゃんに、とても甘いのです💚

福ちゃん、目を離すといつも、スタスタと階段を上がって寝室のドアを開け、中で寝ています。
さすがに、下りる方は、もう怖いのか、自分だけの時には下りません。
ただ、私たちがいますと、階段の手前まで行き、そこで立ち止まり、当然のように、私たちが抱っこして下ろしてくれるのを待っています。
目は全く見えていませんようですが、へこたれることなく、いつもマイペースで屈託のない福ちゃんには、学ぶことが多いですね(^_^)


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今月のマナちゃん❤
やはり美人さんですね(親ばかです(*^_^*))

前にあります不思議なものは、二男が集めています民族楽器です。



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お兄ちゃんのベッドで、お休み中のラー君💙

最近お留守が多くなりましたので、少し寂しいようですね。
私のお膝にも来るようになりました。

みんな可愛いね💞


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2023年3月28日 (火)

2023年弥生の日々 ~ 神父さまの一周忌

 


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マクドナル神父が帰天なさいまして、今月で1年になります。
早いものですね・・・

河原町教会では、30日の午前10時から、1年祭ミサが執り行われます。

神父さまは、生前、毎日、私たち家族のために祈ってくださり、また最期の入院時にも、
『あの世に行っても、祈り続けますよ』
と言ってくださいました。

『お迎えが来るのを楽しみにしています』
との、神父さまの、お茶目な笑顔と明るい口調を思い出します。

本当に、無欲で無垢な神父さまでした。

感謝を込めて、私も、日々祈ります。

Thanks be to God




(追記)

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孫たちの発表会です🎶

3組の姉弟のアンサンブルでした。
微笑ましいですね(^^)




(追記2)

ドラマ『エンジェルフライト~国際霊柩送還士』を観ました。
https://otocoto.jp/news/angelflight0222/

あまりの衝撃に、目が離せなくなり、2日にわたり全6話を観てしまいました。

ただ、第1話と第2話のインパクトが、あまりにも強過ぎましたため、それ以降は、普通~のように感じてしまいましたものの、
『人は突然に死ぬ』
『誰の人生にもドラマがある』
『人は悔いる』
という思いを、全体に流れるテーマとして受けとめました。

あまりにも泣き過ぎましたので、数日間、目が腫れていました・・・。

第1話、第2話は、今も思い出す度に、涙がこみあげてきます。
素晴らしい作品です🍀




(追記3)

北山さくらクリニックにて、スキンタイトニングのモニター体験をいたしました。
https://mitsubachi-clinic.com/kitayamasakura-clinic/treatment/skintightening/

これまで、心や時間にゆとりの無いことを言い訳に、長男夫婦やスタッフ任せで、ほとんど何も知らない状態でしたが、
この度は、必要に迫られ、施術を受けることとなりました。

すると!
本当に、頬が、明らかにリフトアップし、驚きました♡

営業トークではございません。
即効性がわかるほどに、私の頬がゆるんでいましたという説もありますが(^^;)、
切ったり貼ったり、何かを注入するものではなく、ただこの施術だけで、安全に、効果を感じられますことがわかりましたので、これから継続してみようと思っております。

ありがとうございます💚




(追記4)

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今月は、お雛さまの月ですので、それに因みました装いで。

チャボの夫婦と春の野花を、刺繍のみで現しました優しい色合いの帯に、ローズクウォーツ(紅水晶)の帯留めを合わせました。

この帯は、ずいぶん古いもので、シミだらけでしたが、刺繍だけは奇跡的に美しいままでしたので、洗っても落ちませんでしたシミは、金銀の霞をかけるなどして蘇らせていただきました。
悉皆屋さんの技術に感謝いたします。

ローズクウォーツは、水晶の成長過程において、マンガンや鉄、チタンなどが混入することにより、美しいピンク色となりますものです。

パワーストーンとしての意味は、
『愛』『優しさ』『母性』
などです。

この『愛』は、母の愛、恋愛、人類愛と、広がりを持ち、トラウマを癒やしてくれましたり、ギスギスした人間関係を緩和しましたりとの波動を持つともされています。


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こちらも、お雛祭りを意識しましたコーディネートです。
可愛らしい鴛鴦の群れの刺繍帯を選びました。
着物は、お雛あられに見立てまして、ピンクベージュの濃淡で大小霰模様を染めましたものです。




(追記5)

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2017年の福ちゃんの写真が出てきました💚
何だか妖艶ですね(^^)
今はすっかり、ベビーフェイスのおばあちゃんですが、毎日、元気に大きな声で吠え、ご飯をたくさん食べてくれています。
いつまでも元気でいてね♡



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マナちゃん、おねむのところを起こされ、ちょっとご機嫌ナナメです❤
失礼しました(^^;)



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最近、お留守が多くなりました お兄ちゃんの帰りを待つラー君です💙
玄関で、ドアの方を見つめて、ちょこんと座るラー君の後ろ姿を見ますと、胸がキュンとします♡

みんな、ありがとうね🎶




(追記6)

京都産業医事務所ブログも更新いたしました。
http://京都産業医.com/blog/%e6%9a%91%e3%81%95%e5%af%92%e3%81%95%e3%82%82%e5%bd%bc%e5%b2%b8%e3%81%be%e3%81%a7/


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2023年2月25日 (土)

2023年如月の日々 ~ 芽吹きの香り



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先日来、胸の痛むことがあり、気持ちが沈みがちですが、そうした中でも、季節は変化し、いつの間にか、日も少しずつ長くなりましたね。

早朝、外に出ますと、ほんのり空が明るくなり、空気の香りが変わっていますことに気づきます。
芽吹きの香りでしょうか。

昔の人は、この月を、『梅見月(うめみづき)』や『木芽月(このめづき)』という呼び名で表現されましたそうです。


寒い中にも、少しずつ春に向かう明るさが込められていますね。

Peace of I✨




(追記)


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先月末は、同じお誕生日の夫と孫娘のお誕生日会がありました。
毎年、一緒の想い出を重ねてゆけるのは、嬉しいことですね🍷

孫からのバースデーカードです。

素直で優しく育ってくれております。


感謝💕




(追記2)

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今月のお茶のお稽古には、椿の帯で。
この意匠は、『雪持ち椿』という素敵な名前で呼ばれます。
グレーの絞りの着物に合わせました。


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別の日には、同じ着物に、日本画作家のかたが描かれました、紅白斑入りの八重椿の帯を合わせました。
着物が同じでも、はんなりと華やかな雰囲気になりますね。

お出かけには、椿のお花の色に合わせ、カーネリアン(紅玉髄)の帯留めで。
茶色く写ってしまいましたが、実際の色は、透明感のあります朱赤です。

カーネリアンの持つ意味は、『成功』や『勝利』『勇気』で、明るさに満ちたエネルギーを持ち、血行を良くする効果もあるとされております。

お稽古の時には、帯留めは使えませんので、帯の差し色に使われていますコバルトグリーンの冠紐の帯締めを合わせました。




(追記3)

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最近の福ちゃんは、日中ほぼずっと、この電熱マットの上で寝ています。
白髪も増え、年とったねぇ・・・と、しんみりしてしまいますが、夫が帰宅しますと、まるでスターウォーズのヨーダのように、突如シャキッと立ち上がり、元気に吠えながら、軽快なステップで、おやつをおねだりします💚
そのギャップには、笑ってしまいます(^_^)



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マナちゃんは、束縛されるのが嫌いでマイペースな子ですが、私がちょっとしんどくて横になっていますと、こんな風に、黙って寄り添って、見つめてくれていました❤



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お茶目なラー君は、今日はこちらで、おくつろぎ中💙

みんなありがとうね💞




(追記4)

京都産業医ブログも更新いたしました。
http://京都産業医.com/blog/2023%e5%b9%b4%e7%af%80%e5%88%86%e3%81%ab%e3%81%a6/



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2023年1月13日 (金)

2023年新年 ~ 癸卯の年

 


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新年のご挨拶申し上げます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

今年の十干十二支は、癸卯(みずのとう)になります。

十干の癸は、
『種子が成長し、春間近で開花する直前』という意味を持つと言われております。

また、十二支の卯は、うさぎさんのことですが、この文字の本来の意味は、
『冬の門が開き、飛び出る』とされているそうです。

まさに今年は、これまでの努力が実り、うさぎさんが勢いよくジャンプして、飛び出すイメージなのですね。
私たちも、そうありたいと願っております。
皆さまの今年も、良き年になりますように✨




(追記)

孫たちと初詣に参りました。

下鴨神社は、氏神さまですので、息子や孫たちのお宮参りや七五三など、節目節目にお世話になっております。
朱塗りの鳥居を目にしますと、晴れやかな気持ちになりますね。

40年前に、この地に移り住み、子育てをしてまいりました。
今は、世代が変わり、孫たちの笑い声がする賑やかな家となっております。


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これらは、ほぼ毎日欠かさずつけております『10年日記』です。
10年分の同じ日の出来事を、一度に見ることができますので、忘れていましたことを思い出したり、反省しましたり、思い出し泣きをしましたり・・・
今年から、4冊目になりました。

これまでの年月、たくさん後悔もありますが、過去は変えられなくとも、人生における意味合いは変えることができます。
そう信じて、新たな年に、希望を得たいと願います。

Peace of I




(追記2)

2023

今年も、裏千家・今日庵のお初釜に寄せていただきました。
嬉しいことです。

コロナ禍により、お濃茶の回し飲みは無くなり、各服点てとなりますなど、長く培われてまいりましたルールの変更を余儀なくされることもありますが、そうした中でも、どのような環境でも諦めず、受け容れられることは受け容れ、受け容れられないことは、工夫により回避しましたり、乗り越えたりしてゆくことの大切さは、茶道に限らず、何ごとにも通じることですね。

ありがとうございます🍀




(追記3)


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今年のお初釜には、鳳凰の綴れ帯を選びました。
おおらかに飛翔する姿が、晴れやかで明るい希望を感じます。
着物は、牡丹の地紋が浮き立つ生地に、松竹梅の刺繍を控えめに施したものです。

お年始には、冒頭の画像の、宝船の帯を締めました。
なびく旗に表現されていますように、追い風を受けて進む様子が描かれ、縁起が良いですね。
着物は、紫の絞り。
濃い紫のアメジスト(紫水晶)の帯留めを選びました。

水晶は、最もポピュラーなパワーストーンですが、中でも、この紫色のアメジストは、ギリシャ語の語源、amethystos(お酒に酔わない)という意味により、酒器に用いられることもありましたそうです。
また、キリスト教では、『司教の石』の意味合いもあり、身に付ける人も多いとのことです。

パワーストーンとしての意味合いは、
『霊性が高く、第六感を高め、邪悪なものから身を守る』
とされています。




(追記4)


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福ちゃんは、目とお耳は弱ってしまいましたが、嗅覚は、まだ健在のようですし、何より明るくてタフな子ですので、私も学ぶべきところがありますね💚
お父さんがソファーに座ると、すぐにギュッとくっついて、おやつ頂戴圧をかけます(^^;)


 


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マイペースなマナちゃんは、抱っこしようとすると逃げてしまいますが、福ちゃんを連れて寝室に移動しますと、ピューッと寄ってきます❤
やはり置いていかれるのは寂しいのですね(^^)


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いつまでも仔猫のままのようなラー君💙
はちみつ色の眼が綺麗(^_^)


みんな、ありがとうね💕

 

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2022年12月27日 (火)

2022年師走の日々 ~ 今年を振り返り

 

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師走に入りまして、『え、もう師走?』と驚き、一息吐く間も無く、暮れを迎えることとなりました・・・・・毎年同じことをつぶやいていますように思いますが・・・・・

今年は、この数年のうちでは、私個人にとりましては、比較的 穏やかな年ではありましたものの、それでも 悲しいこと嬉しいこと、色々ありました。


3月には、マクドナル神父が帰天なさいました。
夫も私も、時間と共に淋しさがつのり、ようやく最近、想い出を懐かしむ落ち着きを得ることができるようになりました。

mさんと共に、ささやかなクリスマスのランチをいたしました。
もちろん神父さまのお写真も席に着いていただき、シャンパンを分かち合いました🍷



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mさんが精魂込めて作成されました 神父さまのDVDも、素晴らしく仕上がりました。
http://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2022/09/post-6f7bfd.html

毎日、私たち家族の名前を一人一人あげて祈ってくださいました神父さまのためにも、これからの人生を、悔い無く生きたいものです。

今年は、昨年までの裁判のストレスからは解放されましたものの、問題が全て消えて無くなりました訳ではなく、尾を引いております件も数々ありますが、何といいますか、もう耐性ができまして、この年になりまして、多少のことには慌てず騒がず受けとめられるようにはなりました。

そして今も、マリアモニカ、時々 聖ミカエルとなっております(^^;)

今年ご縁をいただきました皆さま、お世話になりました皆さま、ありがとうございます。

どうぞ良い新年を、お迎えくださいませ✨





(追記)

孫たちは、音楽発表会で、この1年の成長を見せてくれました。


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嬉しいですね💕

そして、26日がお誕生日のため、子供の頃から、お祝いもプレゼントも、いつもクリスマスにまとめられておりました長男は、
今年は、ちゃんと26日に、子供たちが、ディナーを作って お祝いをしてくれました。


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メニューも姉弟で考えたようです。
ハンバーグとバターピラフ、ポテトの肉巻きパンプキンボール添え、とのことです(^_^)

何よりのプレゼント、幸せなパパですね💕




(追記2)

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毎年12月になりますと登場いたします このキャンドルとリースの帯は、友人のご主人、桝蔵順彦氏の作品です。
今年は、深いグリーンの陶彩小紋の着物に合わせました。

帯留めは、カンババジャスパーです。
ジャスパーは、聖書にも登場いたしますパワーストーンで、中でも このカンババジャスパーは、生きた化石とも呼ばれます鉱物です。

27億年以上もの太古から存在し、光合成を行い、地球に大量の酸素をもたらしたとされています。
パワーストーンとしての意味としましては、
『精神を安定させ、地に足の着いた生き方をサポートしてくれる』
とのことです。




(追記3)

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真剣にネットフリックスを鑑賞中のお父さんに、ピタッとくっついています福ちゃん💚
最近いつもこんな感じで、ピタッの圧が強まっています(^^)

 

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私がテーブルで作業をしていますと、かなりの高確率で、前に横たわり、作業不能にしてくれますマナちゃんです❤


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お気に入りのクッションで、おくつろぎ中のラー君💙
こんなに大きくお口が開くのですね。

ありがとうね💞




(追記4)

京都産業医事務所ブログも更新いたしました。
http://京都産業医.com/blog/2019%e5%b9%b4%e3%81%be%e3%81%a7%e3%81%ae%e7%94%9f%e6%b4%bb%e3%82%92%e5%8f%96%e3%82%8a%e6%88%bb%e3%81%9d%e3%81%86%ef%bc%81/

 

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2022年11月29日 (火)

2022年霜月の日々 ~ 鍼灸初体験

 


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これまでの人生、スピリチュアルおたく、健康おたく(但し、スポーツ系は苦手)としまして、良いと聞くものは、一通り体験してまいりましたが、鍼灸は、未体験でした。


先日、小学校の同級生の妹さん、鍼灸師のHさんと、ご縁があり、家族の体調改善のためにと、出張施術をしていただきました。

その際、私も、せっかくですのでと施術していただき、その効果に開眼いたしました💞

最近の針は、ディスポーザブルになっているのですね。
そして、非常に細く繊細で、痛みもほぼ感じません。
お灸の方も、タブレットになっており、跡も残りません。

施術後は、私の、おそろしく頑固な首や肩の懲りも軽減し、また体温が上昇し、免疫力も上がるように感じます。

Hさん曰く、
『人相手のことですので、゛気゛の合う合わないがありますので、もし合わなければ言ってくださいね』
とのことですが、家族も私も、゛気゛が合いましたようです。

ありがとうございます🍀




(追記)

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このケーキプレートは、母と従姉半と一緒にお茶をしました喫茶店で出していただきましたものです。

みつばち みつばちです!
https://mitsubachi-clinic.com/

お店のかたは、私の情報は、ご存知ありませんが、私の前には、迷い無く、この『みつばちプレート』が置かれました。
母は『お洒落な女の子』、従姉半は『可愛いテディベア』でした。

このシンクロは何?と、テンションが上がりました。

ありがとうございます🍷




(追記2)

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折り紙男子の孫の、作品群です。


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こちらは、ポケモンのキャラクターだそうです。

何枚も折り紙を使う複雑な作品も、自分でYouTubeを観ながら折ります。

今どきの子供ですね💙


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こちらは先月末の写真ですが、いつまでも、こうして仲良く肩を並べて生きてほしいと願います💞
わが身を振り返り・・・・・・・




(追記3)

茶道では、今月から、炉の季節となります。
裏千家でも、炉開きが行われました。

大切な節目の行事ですので、女性は、色無地紋付きを着用いたします。


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今年は、母譲りの香色の寿光織り着物に、刺繍や箔の牡丹と萩模様の帯を合わせました。

私は、帯留めが好きですので、帯締めにはこだわらず、自分ではベーシックなものしか選びませんが、この度は、母譲りの凝った手組の高麗組紐を合わせました。
繊細で緻密な組紐は、芸術品ですね。


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お出かけには、木目の織りの着物に、絵本の1ページのような染め帯を合わせました。

色付いた落ち葉に蟻さんが1匹・・・・・何となく、もの悲しい・・・・・
ですので、貝細工の葉に蟻さんが乗りましたアンティークブローチを、帯留めに見立てて添えました。
これで、蟻さんは2匹になりました。
良かった(^_-)




(追記4)


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お父さんに甘える福ちゃん💚
目はほぼ見えず、耳も少し遠くなりましたが、お父さんがお部屋に入ってきますと、すぐにわかるようで、寝ていてもムクッと起き上がり、年齢を感じさせない大きな声で、おやつをおねだりします。
元気で長生きしてね。


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紙袋入り娘、籠入り娘と続きましたが、今月は、家付き娘となりましたマナちゃん❤


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お兄ちゃんのお部屋に置かれたキャットタワー最上階が、最近のお気に入りのラー君💙

みんな可愛いね💞






(追記5)

京都産業医事務所ブログも更新いたしました。
http://京都産業医.com/blog/%e3%82%82%e3%81%86%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%81%ab%e7%9b%ae%e3%82%92%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%be%e3%81%97%e3%82%87%e3%81%86%ef%bc%81/













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2022年10月26日 (水)

2022年神無月の日々 ~ 失われた時を求めて

 

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金木犀が香りはじめますと、子供の頃の記憶が蘇り、懐かしい気持ちでいっぱいになります。

香りにより記憶が蘇ることを『プルースト効果』と呼びます。
20世紀フランスの作家、マルセル・プルーストの大作『失われた時を求めて』の中で、主人公が、紅茶に浸したマドレーヌの香りをきっかけに、幼少期の記憶を鮮やかに蘇らせるとの描写から、そう呼ばれるようになりました。

私は、毎年、金木犀の香りにより、小学校時代の運動会を思い出します。

当時から、母は、仕事中心で忙しく、学校の参観日などには、たいてい祖母や親戚の人に来てもらっておりました。
それはそれで嬉しくはありましたが・・・

ある年の運動会に、母が来てくれまして、いつもは運動音痴で、かけっこもマラソンも後ろからベスト3が定位置でした私が、ものすごくはりきり、障害物競走で、人生初の2位となりました。

その日の校庭は、金木犀の香りに満ちていました。

母は、当時、たいへん口数の少ない人でしたし、また早朝から夜中まで仕事をしておりましたので、親子の会話は少ないものでした。

お友達のお誕生日会にお呼ばれし、その子が、いつもお母さま手作りの素敵なワンピースを着てはりましたこと、お母さま手作りのケーキやご馳走をふるまわれましたこと、などを、とても羨ましく思っておりました。

けれども、この年になりまして、ようやく、母の人となりや思いを察することができるようになりました。

毎日、睡眠時間4時間で働き(あ、夫もそうですね)、休日には、当時ご近所に住んでお手伝いしてもらっていました親戚縁者の若い人たちのために、大量のカレーやシチューを作り、それを何の苦も無いように、淡々とこなしておりました母の姿を思い出します。
それでいて、いつも身綺麗でお洒落でした。

元々、いわゆる『愛想の無い』人でしたので、それを寂しく思うこともありましたが、今にして、私には真似のできないスーパーウーマンでしたと、つくづく思い入ります。
私には、とうてい無理・・・

年をとりまして、少しずつ、感情を表現することも増えました母ですが、今も、本心を語ることは少なく、推察するしかありません。

実家へは、以前のように自由には出入りできなくなりました状況ですし、父とは疎遠なままですが、辛いことも何もかも、自分の中に閉じ込め、折り合いを付けてきましたでしょう母には、今生これからの人生は、少しでも笑顔を体験してほしいと願うばかりです。

ありがとうございます🍀






(追記)

今月は、孫たちの運動会や、そろばん進級試験合格のお祝いなどで、会える機会が度々あり、嬉しいことでした💕



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ありがとうございます💞






(追記2)

今月からは、ようやく、着物は、正式には袷の季節になります。


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お茶のお稽古には、紫の江戸小紋着物に、壺と四君子を織りで表現しました端正な帯を合わせました。


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母や親戚の人たちとの会食には、同じ着物に、着物と同じ紫の地色に銀で秋草を表現しました華やかな帯を合わせました。
大好きなアメジスト(紫水晶)の帯留めを添えて。




(追記3)

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目が不自由でも、お耳が遠くなっても、いつも明るい福ちゃん💚

『お散歩はよ』と言うています(^^)



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容れものにすっぽり入るのが大好きなマナちゃんは、今日は『籠入り娘』です❤



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お兄ちゃんに、可愛く甘えるラー君💙


みんなありがとうね💞



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2022年9月24日 (土)

2022年長月の日々 ~ 季節の変わり目と共に

 

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『長月』の呼び名は、夜がしだいに長くなりますことに由来しているとの説があります。

9月に入りましても『残暑が厳しいですね~』と、常套句のように挨拶を交わしておりましたが、気付けば、すっかり朝夕の風は、秋の香りとなり、時に肌寒くもあり、虫の音に聴き入る日々となりました。

早朝、夫を送り出し、福ちゃんのお散歩に出ます時刻も、夏の間は、明るく爽やかでしたが、今は薄暗く、これから迎えます季節には、真っ暗な中を、お散歩に出るのかと思いますと、少々憂鬱・・・・・

それでも季節の変わり目と共に、様々なことが洗い出され、クリーニングされつつある流れを感じております。

先日は、3月に帰天なさいましたマクドナル神父のお部屋を訪ね、mさんと私たち夫婦で、お茶の時間を楽しみました。
もちろん、以前のまま、神父さまのお好きなケーキとコーヒーは、神父さまの分も、ご用意しました。

写真立ては、88才の頃のマクドナル神父の肖像です。
お部屋には、もう見事に何も残っておらず、がら~んとしてしまっており、寂しいことですが、こうしてこれからも、神父さまを思い出しながら、寄り合う場所が残されましたのは、嬉しいことです。

(マクドナル神父の帰天と共に、存続の危機にありましたYBUは、このまま残ることになりました。http://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2022/06/post-f66851.html 


今、mさんは、神父さまの生涯を記録しましたDVDの制作に取り組んでいはります。
お一人で、画像の流れ、音楽や文字の挿入など、プロ並にこなされ、制作過程を拝見しながら、ただただ感心するばかりでした。


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長年、神父さまの手足となり、支えてきはりましたmさんは、私たち以上に、神父さまロスのお気持ちは強いのでしょうが、こうして、制作に打ち込み、想い出と向き合うことで、それを昇華なさっているのでしょう。

私たちも、しばし、あの時やこの時の神父さまのお姿を思い出しましたり、画面から聞こえる神父さまのお声に耳をすませたりと、楽しい時間をいただきました。

ありがとうございます




(追記)

お嫁さん姉妹の音楽教室の発表会、今年は無事に開催されました🎶


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孫たちは、急に上達しており、びっくりです💕

孫娘は、舞台に登場しました時には、照れてぎこちない感じでしたが、ヴァイオリンを弾き始めましたとたんに、スイッチが切り替わったように、情感豊かに演奏し、おばあちゃんの贔屓目かもしれませんが、感激いたしました。

いつもひょうきんな男の子も、全く落ち着いて、堂々とチェロの演奏をこなし、音楽は、精神の成長にも、良い影響を与えるのでしょうと、嬉しく思います。

ありがとうございます💞




(追記2)

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長男が、一般社団法人NMN機能性食品開発協会 https://www.arnan.or.jp/
に関する講演を、リサーチパークにて、行いました。

皆さま、熱心にお聴きくださり、質問時間も活発なやり取りがありました。 

コーディネーターは、ラ・ペアの林典子さんです。

https://lapair.jp/


ありがとうございます🍀



(追記3)

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昔ながらのルールでは、9月からは衣替えで、単衣の季節となりますが、昨今は、日中は、まだまだ暑さが残りますので、皆さま、夏物を着てはりますね。

それでも、気持ちは、秋の先取りを心がけ、蜻蛉模様の透け感のある夏生地の着物に、秋草を染めました夏帯を合わせました。
帯留めのシトリン(黄水晶)で、涼やかさを。



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月の後半には、単衣着物を選びました。
帯や小物は、まだ夏物です。

蜻蛉と流水模様の夏帯には、ペリドットの帯留めを合わせました。
50年ほど昔の、ハワイのお土産品です。

当時の日本は、高度経済成長期の勢いのある時代で、一般の人も、海外旅行やブランド品を楽しめるようになりはじめました頃です。
小学生でした私も、この頃に、西本願寺のハワイへの親善使節団として、初めての海外旅行を体験しました。

当時の人気のハワイのお土産は、ペリドットかモルフォ蝶の羽のアクセサリーでしたが、『帯留め』というジャンルがありましたのは、当時の日本が経済的に一目おかれていましたことの証でもあるようで、面白いですね。




(追記4)


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福ちゃん、今日も元気に、おやつをおねだりしています💚
目がよく見えなくても、お耳が少し遠くなりましても、いつも明るい福ちゃんに、励まされています(^^)



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袋や箱を見つけると、入りたくなってしまいますマナちゃん❤
今日は、箱入りならぬ、袋入り娘です(^_-)



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お兄ちゃんが用事をしている時には、お利口に、ここからお兄ちゃんを眺めているよ~💙

と、ラー君の心の声です(^_^)

ありがとうね💞

 

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2022年8月22日 (月)

2022年葉月の日々 ~ お誕生日を迎えました♪

 


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今月、63才のお誕生日を迎えました。

還暦を迎えたばかりのつもりでしたが、あっという間に、3年も経ちましたね。

この数年は、本当に、怒濤の日々でしたから、ある出来事は、もう遙か遠い昔の靄の中にあるように感じますし、またある出来事は、つい先日のようにも思えます。
人の記憶は、面白いものですね。

この写真は、産まれたばかりの私を抱く、25才の母です。

カメラのファインダーを覗いて写真を撮っていますのは、今は全く疎遠となっております父です。

時々、今の記憶と魂のまま、昔に戻って生き直せたら、もっと賢く上手に生きられるかもしれないと思うことがありますが、もしそれで運命が変わり、夫や息子たちや孫たちに出会えなくなりましたら、本末転倒で悲しいことですから、やはり、この人生で良かったのかなと思い至ります。

天に、多くの学びや気付きを与えていただき、課題をクリアできるのですから(全部クリアできるでしょうか・・・(^^;))、ありがたいことと受けとめましょう。



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今年は、3年ぶりに、京都五山の送り火が、本来の形で行われ、直前まで、激しい雷雨で、中止になるかと心配いたしましたが、奇跡的に、点火の間だけ、雨も雷もやみ、美しい送り火を眺めることができました。
感慨深いことでした。

毎年、送り火の時期には、亡きお舅さん、お姑さん、祖父母たちや、先立たれました友人知人のこと等々、想い出しましては語り合います。

お舅さんお姑さん(孫たちからは曾祖父母)に、この世で会ったことのない孫たちにも、昔話をする良い機会です。

と共に、昔はまだ、私も若くて未熟でしたから、お舅さんお姑さんの気持ちがわからず、可愛げの無い嫁やったわぁと、胸がシクッと痛みます。

先述のように、今の記憶と魂のまま、あの頃に戻れましたら、もっと心を開いて、感謝も表現できましたでしょうにと思います。

そんなことを想い巡らせつつ、今年も、あのお船に乗って還って往かはったのやねぇと、切ない気持ちで一杯の、送り火の夜でした。




(追記)

孫娘は、浴衣が好きで、この夏、何度も袖を通しましたようです❤
嬉しいですね。

男の子は、お料理男子で、小学校2年生ながら、自分でメニューを考案し、盛り付けにも凝っています💙



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『前世は、天才料理人やったのかもしれへんねぇ』
と、微笑ましく思っております。

ありがとうございます💕




(追記2)


夏祭りといえば、浴衣ですが、一般的な綿の浴衣は、案外暑く、私は、もっぱら『麻派』です。
夏は、基本的には、麻メインで、お茶席やフォーマルには絹物になりますが、お襦袢は麻で、涼しくラクに着ています。



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ですので、もうずいぶん何年も、綿の浴衣には袖を通していませんでした(温泉旅館の寝間着は別です(^^))が、浴衣好きの孫娘に触発されまして、出してみました。

藍染めの有松絞りです。
お子さまや若い人は、カラフルでポップな浴衣姿が、とても可愛らしいものですが、大人の浴衣は、藍一色!というのが、私の拘りです。

白い羅の帯に、蜻蛉玉の帯留めを合わせました。



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お盆を過ぎますと、残暑は厳しくとも、朝夕には、虫の音が涼やかに聴こえ、何とはなしに、メランコリックな気持ちになりますね。

着物も、夏素材のまま、秋らしい色柄のものを選ぶようになります。
秋色の麻上布の着物に、秋の草花をさらりと描きました麻の帯を合わせ、澄んだアメジスト(紫水晶)の帯留めで、涼感を添えました。




(追記3)

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福ちゃんは、目がほぼ見えていませんが、今日もご機嫌で、ダイナミックにおやつをおねだりし、満足しますと寝ています。
可愛らしい寝顔ですね💚


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束縛されるのが嫌いなマナちゃんは、最近、少~し甘えん坊さんになってきました❤
年齢を経て、丸くなったのでしょうか(^^)


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ラー君の大好きな場所💙

今日も笑顔を、ありがとうね🎶



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2022年7月29日 (金)

2022年文月の日々 ~ 積翠園にて



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今月はじめより、大きな事件や国政選挙が続き、一方で、感染症や戦争問題も、くすぶり続けておりますが、3年ぶりに、祇園祭、山鉾巡行が行われましたのは、嬉しいことでした。

お祭りは、古来より、人々が集まり、ウイルスや『気』を移し合い、免疫を付けることを目的としていたとの説があります。

ですので、『疫病退散』を祈願するはずの祇園祭が、いとも容易く中止となりましたことは、本当に残念に思っておりました。

もちろん、エボラ出血熱のような凶暴な感染症でしたら別ですが、そもそもエボラのような強力なウイルスでしたら、移ってすぐに亡くなってしまいますから、さほど広がりませんね。

重傷者や死者が増えずに、感染が広がるということは、それだけ弱毒であり、普通の風邪と同じと考えるのが、冷静な判断でしょう。

日本では、毎日、約3700名もの人が亡くなっています。
COVID19とその変異株の死者は数人ですが、癌や交通事故、自死、さらにはご高齢のかたの肺炎球菌や誤嚥などでは、その何十倍、何百倍ものかたがたが亡くなっています。

その人たちの死を、社会は、これまで、全て取り上げて、痛みを共有してきたでしょうか。
その人たちの死因のために、経済や文化、教育を止めよと、要求してきたでしょうか。

世界の多くの国では、既に、COVID19とそれに続く感染症は、『普通の風邪と同等に扱う』ことになっています。

日本も、そろそろ、我にかえりましょう。

『1名のコロナ死も許容しないというのは、一見、きれいに聞こえますが』
https://twitter.com/mnhr_labo/status/1552495797404839938?s=11&t=85c8CLZeTES85hxIxhMjUA

『ん?』
https://twitter.com/kuu331108/status/1551440957010477057?s=11&t=2HbDSTIdHjdG4KKBoT1v0g




(追記)

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冒頭の写真は、『フォーシーズンズホテル京都』https://www.fourseasons.com/jp/kyoto/  のお庭、『積翠園』の池の風景です。

このホテルは、2011年に閉院しました東山武田病院の跡地に、建てられました。

東山武田病院は、私の実家が、2005年に、京都専売病院から、経営を引き継ぎ、その時に、このお庭の管理も受け継ぎました。

とはいえ、本体は病院ですから、自然のままの管理となっており、池には、たくさんの鴨や亀が生息していました。

もともとは、平安時代に、天台宗延暦寺別院『妙法院』のお庭として作庭されました。
諸説ありますが、『平家物語』(長門本)の『六波羅の項』の記述によりますと、積翠園は、かつて、平重盛の別邸『小松殿』のものであり、この池に配されました5つの石は、『夜泊石』(よどまりいし)と呼ばれ、港に船が出入りし、交易が行われる様子を現しているそうです。

いにしえの人々が、それを愛で、鑑賞し、歌など詠んだのでしょうと、思い浮かべるのも、面白いものです。

経営が、フォーシーズンズホテル京都に移りましてからは、訪ねるご縁がありませんでしたが、先日、母と一緒に訪れる機会に恵まれました。

母は、たいそう喜び、お庭に関する思い出話しに、花が咲きました。

かつてのあづま屋の代わりに、立派なお茶室が建てられていましたが、池や木々は、ほぼそのままの風情で、大切にお手入れされている様子でした。

昔、よく『いつの時代から住んではるんやろ~』と眺めておりました亀さんたちには会えませんでしたが、鯉や鴨が、以前の風景のように、心地よさそうに泳いでいました。

しばし、私たち家族にとりましての『かつて親族が平穏でした時代の記憶』を、母と満喫してまいりました。

ありがとうございます🍷




(追記2)

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『ヘルスビジネス』誌が、セミナーの様子を記事にしてくださいました。

ありがとうございます🍀




(追記3)

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孫娘は、夏休みを楽しんでいるようです。
浴衣が好きで、よくお友達と、浴衣でお出かけするようです。嬉しいかぎりですね💕
男の子の甚兵衛さん姿も、よく似合っていますよ💙

ありがとうね🎶




(追記4)

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今月の着物は、『涼感』がテーマです。
裏千家のお稽古には、水色の絽の着物に、海辺の波と貝を描いた、お気に入りの帯で。



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この帯は、パフで描いたような貝やヒトデや珊瑚が可愛らしいですね。
カジュアルな帯ですので、琉球絣の夏紬に合わせます。

夏の着物は、素材にヴァリエーションがあり、楽しみのひとつです🍀




(追記5)

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福ちゃんは、少し前から、ほぼ視力が無いようなのですが、気にするふうもなく、いつも朗らかです💚

通りすがりに、ちょっと撫でてあげると、嬉しそうに、顔を上げてくれます。
見えてはいないかもしれませんが、その笑顔に、私も胸キュンッとなります。

『可愛い!』という感情は、幸福ホルモンの分泌を高めます❤
『可愛い!』と思うことのできる日々に、感謝しています❤

もちろん、マナちゃんも、ラー君もね。



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真剣な面持ちで、お父さんのお肩をモミモミするマナちゃん❤


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そしてやっぱり、お兄ちゃんのお肩が大好きなラー君💙

みんな、ありがとうね🎶


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2022年6月20日 (月)

2022年水無月の日々 ~ 梅雨の晴れ間

 

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マクドナル神父が帰天され、今月末で3ヶ月を迎えます。

夫は、神父さまに最後に お会いしました時、別れ際に、
『ありがとうございました』
と言いかけて、ふと
『それでは、これで最期という感じがする』
と思い返し、
『また来ますね』
と、ご挨拶しました。

そのことを、今も悔いております。
やはり、
『これまで、ありがとうございました』
と、ちゃんと伝えておきたかったと。
神父さまが、毎日、私たちのために祈ってくださっていることが、どれ程大きな安心になっていたかということを、失って、時間が経つにつれて、しみじみと感じるようになったと。

私たちは、けして真面目なカトリック信者ではありません。
実のところ、神さまも仏さまも、元は同じと考えておりますし、カトリックの教義には?と思う点もあります。

それでも、これまでずっと、ミサに通い、信仰を続けてきましたのは、マクドナル神父の存在、その愛に応えたいという思いからです。

ですので、神父さまが帰天されましてからは、プツッと心の糸が切れたような気持ちで、教会へ行くことも無くなりました。

先日、mさんと、夫とで、神父さまのお誕生日会をいたしました。
ご存命でしたら95才です。

神父さまのお写真に、シャンパンで乾杯(献杯)し、想い出を語り合いました。

悲しいことに、神父さまの お部屋は、後任のM神父が、あっという間に、何もかも撤去し、お掃除され、もう何も無い状態なのだそうです。
お写真の類いは、かろうじてmさんが回収されましたものの、十字架も聖像も、各地に行かれました時のお土産の銀のスプーンやオブジェなども、全てが跡形もなく、消えてしまったのだそうです。
mさんが、私たちに、先に形見分けしてくださっていましたのは、本当に幸いでした。

ただ、私たちは、肉体が無くなりましても、魂は存在し続けることを信じていますので、神父さまには、今も想いが通じると考えております。

それを心のよりどころとして、生きてゆきます。

Thanks be to God🍷




(追記)

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上記、『肉体が無くなっても、魂は存在し続ける』に関する想い出ですが、

11年前、福ちゃんが、わが家にやってきました。
殺処分当日の朝に、ボランティアのかたが、岡山の保健所から引き出し、京都まで連れてきてくださいました。
その時の福ちゃんは、まるで骨格標本のように痩せ細り、後ろ足と尻尾は麻痺していました。

翌日に獣医さんに連れて行く予定で、その日は、玄関に繋いで休みました。
すると深夜に、夫は、夢うつつの中で、玄関が仄明るくなっているように感じたそうです。
『あれ?もう夜が明けたのか?』
と思っていると、
『おお、さとし、犬飼うたんか』
とのお父さんの声が、聞こえたそうです。

『何で、入院中のおやじの声が?』
と、ぼんやり考えていますと、電話が鳴り、
『お父さまが、今しがた亡くなりました』
との報せでした。

そこで夫は、ようやく、あれは夢ではなく、
『おやじが、あの世に逝く前に、挨拶に来てくれたんやな』
と気付きました。

ところが、犬好きで陽気な お父さんは、玄関で福ちゃんを見て声をかけ、そのまま旅立ってしまわはったのでしょう。
今では、
『おやじは、他になんか言うこと無かったんかなぁ』
と、笑い話として、人に話していますが、じつは私も、同時刻に体験を共有していました。
夢の中で(とその時は思っていました)、何だか玄関が、ふわぁ~と明るく、人の声が聞こえる雰囲気を感じていたのです。

その時に、私たちは、魂が存在するということを(それまでも体験はありましたが)、はっきりと確信することとなりました。
ちょうど11年前の、今月6月のことです。

ですので、神父さまも、今もきっと、私たちを見守ってくださっていはることと、半ば安心しているのです。

Peace of I




(追記2)

先日、開催されました『商品開発・管理学会』において、夫が、講演を行いました。
テーマは『NMNは、高齢社会の光となり得るか』

それに先立ち、一般社団法人NMN機能性食品開発協会の理事を、快くお引き受けくださいました 京都大学ウイルス研究所名誉教授の畑中正一先生からは、応援メッセージをいただきました。
一部を抜粋しまして、限定公開いたします。
https://www.youtube.com/watch?v=ERK_3wccOCs

また、KBSラジオの『梶子のビューティーライフ』は、秋まで続けることとなりました。


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梶子ママは、私の幼稚園、小学校時代の幼なじみですが、
『この年になり、こんなにご縁ができるとは、不思議なもんやわ』
と、思っております。

長男も、もう何年も前の人間関係が、このÑMNで復活しましたり、
『切れてしまった縁(祖父、叔父、叔母など)もあるけど、昔の伏線を、今、どんどん回収していってるような気がする。このために、あの時に会っていたのかとかね。面白いね』
と、話しております。

畑中先生にいたしましても、私の結婚式でスピーチしてくださって以来、まさに40年のブランクを経てのご縁で、今ここでこれ程に、ご厚意をいただけるとは、思いもよりませんでした。

実父との縁は切れましたが、一方で繫がるご縁もあり、天の采配とは不思議なものですね。

ありがとうございます🍀




(追記3)

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父の日に、孫たちが、長男のために、お酒の肴をつくり、目隠ししてテープルに誘導してサプライズのお祝いをしてくれましたそうです💕

可愛い孫たち、そして幸せなパパですね💞




(追記4)

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今月はじめの裏千家のお稽古には、百合の花を染めた夏帯で。

百合の花は、とても好きで、以前は、毎週1本ずつカサブランカを買って玄関にいけていましたが、猫さんと暮らすようになり、百合は猫さんには猛毒と知り、飾れなくなりました。

今は、衣類や食器の柄で、楽しんでいます。


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今月から、着物は単衣の季節となります。
これは、藍の小絣で蝶々を織りました塩沢紬です。
糸に強く撚りをかけて織るため、シボが高く、サラッとした手触りの単衣向きの生地になります。

着物の柄に合わせ、ラピスラズリの蝶の帯留めを合わせました。




(追記5)

福ちゃんに、原料メーカーからサンプルでいただいたNMNを、毎日、薬味用の小さじ一杯ほど、夕食時に与えてひと月になります。

推定12~13才の福ちゃんは、若い猫さんの影響で、一時は子供返りしていましたが、さすがにこのところは、足が弱くなり、常時おむつとなり、ほぼ寝て過ごすようになっていました。
ところが何と、ここ最近、夫が帰宅すると、スクッと立って、夫の後ろを機敏に付いてまわり、大きな声で、おやつをおねだりするようになりました。
嬉しい変化です💚

 


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お父さんの書斎に入れてほしくて、ドアの外の台に載ってアピールするマナちゃん❤


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ラー君も対抗しています💙

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でもラー君は、お兄ちゃんの肩の方が好きなのかも(^^)

みんな可愛いね💕

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2022年5月23日 (月)

2022年皐月の日々 ~ マクドナル神父の形見



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今年は、マクドナル神父が帰天なさいましたこともあり、お花見らしいお花見もせずに季節が流れ、ゴールデンウィークも、これといったイベントも無く過ごしましたが、いつしかすっかり、新緑の美しい景色となり、それを目にします度に、清々しい気持ちになります。

高校生の頃から習っていました華道の先生のお宅が、下鴨にあり、その行き帰りに、北大路橋から眺める川の景色が、とても好きでした。

とりわけ、新緑の美しい季節、それも、雨上がりの空気が水分を含んでいる時の風景が、何より好きで、いつまでも眺めていたいほどでした。

先日、以前のように、ケーキとコーヒーを用意し、マクドナル神父のお部屋を訪ねました。
そして、mさんと夫と共に、しばし、神父さまの想い出を語り合いました。
もちろん、いつものように、神父さまのケーキとコーヒーも用意いたしました。

その時に、神父さまの形見を、mさんが、準備してくださっていました。




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冒頭の写真は、神父さまとお母さま。
ずっと、お部屋に飾ってありました。

観音開きの聖母子の絵は、62年前に来日されました時に、ご両親が持たせてくださったものとのことです。

アイリッシュクロスは、数年前に、アイルランドにお里帰りされました時に、持ち帰られましたものです。
大理石のマリア像は、由来はわかりませんが、ずっとお部屋にありましたものです。

私たちが、マクドナル神父から受洗しまして間もなくの頃に贈っていただきました木彫りの聖母子像 http://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2022/04/post-d5ec89.html  と共に、大切にしてゆきます。

Thanks be to God🍷




(追記)

夫が、孫たちに手品を披露しました時に、『箒に乗って飛べる?』という話題になりました。
その流れで、ジョークでプレゼントしました箒で、孫娘がポーズをとってくれましたので、夫が嬉しくて画像加工しましたのがコチラです❤
(可愛く写っているのですけれど、プライバシーに配慮してシルエットにしました。最近は、小学校から通達があるそうです)
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 ↓
 ↓

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そして、午年生まれの男の子は、上賀茂神社の神馬の前でポーズ💙

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ありがとうね💞






(追記2)


一番社団法人NMN機能性食品開発のWebサイトを更新いたしました。
https://www.arnan.or.jp/


また、メディカルエステ・ソフィアの通販サイトもリニューアルいたしました。
https://shop.sophia-kitayama.com/


よろしくお願いいたします🍀






(追記3)


今月は、ずいぶんと、お菓子にご縁のあります月でした。


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友人から、『1年前に予約してやっと届いた』と、入手困難な、『東京・村上開新堂』のクッキーをいただきました。
1年前の予約時には、自分のためにと楽しみにしてはったのでしょうが、『丁度届いたから、持って行ってあげよ』と思ってくれはった気持ちが、嬉しいですね。



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こちらは、息子夫婦の友人、英月さん https://ameblo.jp/eigetsu5/theme-10028057408.html  
が、ご住職をお務めの大行寺謹製のお菓子です。特別公開時にお参りさせていただきましたさいにいただきました。

お菓子のチョイスも設えも、『なんか英月さんらしいコンセプトやわぁ~』と、感心しました。



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こちらは、裏千家のお稽古でご一緒のお若いかたが、東京のお土産にとくださいました。赤ワインに、とても合うことを発見しました、大人のお菓子です。



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そして、この美しい薔薇の花のチョコレートは、母の日に、長男夫婦から、お花と共に届きました。

いずれも嬉しく、美味しくいただきました。
ありがとうございます🍷




(追記4)


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今月はじめは、藤の花の帯で。

さらっとした素描きのお花の風情が良いですね。
お花の色に合わせて、紫の江戸小紋の着物に、紫水晶の帯留めを選びました。




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そしてこちらは、小鳥とシャクナゲのお花の帯です。
小鳥の翼は、青貝の螺鈿で表現されており、貝の色に合わせ、藍の小紋とブルーオパールの帯留めで。

絹を触っていますと、何となく、気持ちが落ち着きますね。
ありがとうございます🍀





(追記5)



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福ちゃんとマナちゃんは、お互いに干渉はしませんが、何となく、よくそばにいますし、姿が見えないと気にしています。
今日も一緒に、お昼寝です💚




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ウインクするラー君💙
福ちゃんマナちゃんとは別行動ですが、お兄ちゃんにくっついていると安心するようです。



みんな可愛いね🎶



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2022年4月 4日 (月)

『心のともしび運動本部』のグレアム・マクドナル神父が帰天されました。

 


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3月30日
『心のともしび運動本部』(善き牧者の会~通称・YBU) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%97%E3%81%B3  の、
グレアム・マクドナル神父 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB  が帰天なさいました。
享年94才。

4月2日の土曜日に、河原町三条カトリック教会にて、葬儀ミサ・告別式が執り行われました。

非公開でしたが、私たち夫婦は、マクドナル神父さまに洗礼を授かっていますご縁もあり、ゴッドマザーのmさんとご一緒に、参列させていただきました。


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祭壇に飾られました神父さまの遺影が、真っ白に輝いており、私は、照明が当てられているものと思っておりましたが、後に移動されました時にも輝き続けており、そうではないとわかり、不思議な気持ちになりました。

神父さまは、穏やかで、人とお話しをすることが大好きな、誰にでも無垢な笑顔で接してくださる、まさに天使のようなかたでした。

1960年に来日され、その後、YBUに着任され、創始者のハヤット神父 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%83%83%E3%83%88  の補佐として、布教と英語教育、奉仕活動に尽力されました。
2009年に、ハヤット神父が帰天されましてからは、おひとりで、『心のともしび運動』を支えていらっしゃいました。

一方で、非常に頭脳明晰で、ITにも明るく、常にiPad片手に、人々とコミュニケーションを楽しまれたり、情報収集していらっしゃいました。

マクドナル神父との出会いは、夫が、子供の頃から聞かされていました縁戚の岩畔豪雄・元陸軍大佐について調べたい、という動機がきっかけとなりました。

当時は、インターネットの検索サイトなどありませんでしたので、夫は、国会図書館や、全国の古書店を巡り、資料を集めました。
そして、1999年に、出版をいたしました。

https://www.amazon.co.jp/%E8%AC%80%E7%95%A5%E2%80%95%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E6%97%A5%E7%B1%B3%E3%81%AF%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AB%E7%AA%81%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%9F-%E6%A9%8B%E6%9C%AC-%E6%81%B5/dp/4898272002

その中で、岩畔氏が、太平洋戦争を回避するために、戦前、カトリック教会メリノール派の神父を通して、和平交渉を模索していたことに辿り付き、出版後も、まだ色々と調べ足りないとの思いから、調査を続けておりました。

ある日、夫の外来診察に、ボアベール・イヴ神父(カトリック教会ヴィアトール派)がみえ、お話しをしましたところ、
『京都で、「心のともしび運動本部」の活動をされているハヤット神父とマクドナル神父が、メリノール派ですので、何かご存知かもしれません』
と、ご紹介くださいました。

2002年に、夫は、『心のともしび運動本部』を訪ね、初めて、ハヤット神父とマクドナル神父に面会いたしました。

その後、2010年に、私たち夫婦は、マクドナル神父から洗礼を授けていただくご縁となりました。





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この木彫りの母子像は、マクドナル神父が、私たち夫婦に託してくださいました。
かつて、『心のともしび運動本部』のTV番組のオープニングに登場していましたものです。


以下は、書くことを迷いましたし、マクドナル神父は、それを望まれないことは承知しておりますが、やはり記録として記しておくことにいたします。
断片的に見聞きしましたことですから、間違いや誤認もあるかもしれませんが・・・

河原町三条カトリック教会は、1888年から、今の場所にあるそうです。

京都新聞・京都放送の社長を務められました 白石古京氏(1991年没) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%9F%B3%E5%8F%A4%E4%BA%AC  は、敬虔なカトリック信者で、彼の寄付により、1967年に、現在の聖堂が建立されました。

また、教会に隣接する旧・京都ロイヤルホテルは、2018年に、施設老朽化のために取り壊されましたが、私の聞きましたお話では、老朽化が原因というよりも、借地権が教会にあり(白石氏の寄贈)、その期限の問題ではないかとのことでした。

ホテルが教会の土地であったとの信憑性は、ホテルの建物にほぼ同化して、カトリック京都教区のビルがあり、教区の事務所が入っていましたことからもうかがえます。

ホテルの取り壊しに伴い、そのビルも取り壊されることとなりましたので、京都教区から、教会の裏に位置しますYBUの土地建物を、京都教区に明け渡すようにとのお話しがきました。

けれども、『心のともしび運動本部』YBUは、独立した宗教法人であり、マクドナル神父の所属は、東京教区で、京都教区の下部組織ではありません。
何より、この小さなお御堂と、簡素な生活スペースを持つ建物は、創始者のハヤット神父が礎を造られ、マクドナル神父が引き継いで守ってこられたものですから、筋が違う要求です。

そのような訳で、お返事を延ばし延ばしにしていますうちに、何となく立ち消えになりました。

とはいえ、マクドナル神父は、ご自分の年齢から、後継の神父を探していらっしゃいました。

数年前に、O神父がいらっしゃり、しばらくYBUのお手伝いをなさっていましたが、
2019年に、京都教区から派遣されましたM神父と交替されました。

マクドナル神父は、何ごとも、ゆるゆるのんびり、おおらかなお人柄ですが、M神父は、たいへん厳しく几帳面で、YBUの大掃除を始められました。
古い資料など多くを断捨離され、ある人によりますと、
『まるで、ハヤット神父とマクドナル神父の痕跡を、全て抹消する勢いに見えた』
とのことです。

また、それまでは、『心のともしび運動本部』のWebサイトにおいて、マクドナル神父が、視聴者の質問にお答えするコーナーもありましたが、それも廃止とされ、神父さまが表に出られることを、極力抑える方針となりました。

丁度、コロナ禍も重なり、神父さまは、外出も、人と会うことも制限され、さらには、感染対策を理由に、ミサや茶話会にも、声をかけられることが無くなりました。

何より、人とお喋りし、笑い合うことの大好きな神父さまにとりましては、どれほど苦痛であったことでしょう。
もちろん、神父さまは、一切、不満は口にされず、全てを受け容れていらっしゃいました。

その間も、私たち夫婦は、mさんのはからいで、月に一度は、神父さまのお好きなケーキとコーヒーを携えて、お部屋を訪ね、4人でしばし、談笑の時間をもたせていただいておりました。

もともとお話し好きの神父さまですから、その日を楽しみにしてくださっていましたし、私たちにとりましても、心のよりどころ、色々なストレスや雑念をリセットできるような時間でした。

それでも、お会いする度に、心身が弱っていらっしゃるように感じ、胸が痛んでおりました。

年齢を考えますと、やむをえないこととはいえ、高齢者ほど、人とのコミュニケーションを断たれ、行動制限されると、老化が促進されるのは当然のことで、このコロナ禍で、それは大きな問題となっています。

人が次々に倒れ亡くなるような凶悪な感染症でしたらともかく、若年層にとりましては普通の風邪、高齢者にとりましても同様で、
高齢者は、これまでも、肺炎球菌やインフルエンザ、誤嚥性肺炎で、毎年、新型コロナどころではない多くの人が亡くなってきましたし、社会は、それを受け容れてきましたのに、
新型コロナに関してのみ、世界がヒステリー状態となり、感染対策の名の下に、過剰な行動制限、私権制限が行われています。

それまでは、人権に関して一家言ありました人たちまでもが、声高に私権制限の実施を主張される様子に、
私は、ほんとうに驚き、落胆いたしました。

お話しがそれましたが、そうした状況の中で、昨年10月、YBUの理事会におきまして、マクドナル神父は、代表理事を退任され、M神父が、新たに着任されました。

理事会で決議がなされました時、お2人のかたから、
『マクドナル神父は、60年近くも、心のともしび運動本部の顔として、布教と奉仕に人生を捧げてこられたのですから、その功績を称え、名誉理事などの肩書きで、残っていただくべきではないか』
との声があがったそうですが、却下され、殆どのかたは、その決定に黙って従われたそうです。

私は、自らの、2017年12月の病院理事会での出来事がフラッシュバックし、体調を崩すほどのショックを受けました。

また、退職に伴い、それまで神父さまに、毎月支払われていました月額9万円(何十年も9万円のまま!)も、停止となり、その功績からしますと驚くほど少ない額の退職金が支払われました。

退職後も、YBUの建物に住み続けても良い(当たり前です!)との条件でしたが、大腿骨骨折により、介護が必要となり、お一人暮らしですので、入浴介助や休日のお食事などのために、月50万円近くの介護費用がかかり、退職金も、どんどん目減りしてゆく状況でした。

そして、もしも神父さまが亡くなった時に、その退職金が残っていたら、返納するように、公証人を立てて書類を整えておくように、とも伝えられていたとのことです。

私たちが、
『抗議しましょうか?』
『東京教区の司教に相談しましょうか?』
と言いましても、神父さまは、首を横に振りながら、お茶目に両手を広げられ、
『神さまの思し召し、私は、天のお迎えがくるのを、楽しみに待つだけです』
と、笑顔でおっしゃいました。

まだまだ書きたいことはありますが、神父さまが、困っていらっしゃるでしょうから、もうここで、一旦留めておきます。

マクドナル神父さまは、まさに、
『心のともしび運動本部』の標語であります
『暗いと不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう』
を、素直に、心から実践され続け、
信仰に生き、人々のために祈り続けてくださいました。

そして、安らかに、眠るように、す~っと帰天されました。

私は、まだまだ悟ることができず、このように書き連ねています次第ですが・・・・・・・

祈ります。
祈りとクリーニングを続けます。

神父さま、ごめんなさい・・・・・・・




(追記)

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2010年、洗礼式の時の、マクドナル神父です。



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そして、受洗の時の私たちです。
葬儀ミサには、喪の帯ではなく、この、黒地に白百合の染め帯を締めました。
私のささやかな思いの表現といたしまして。


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